衆院選公示 3候補が舌戦

政治・行政

[ 2014年 12月 3日 水曜日 9時37分 ]

 第47回衆議院議員選挙が2日に公示され、12日間の選挙戦が始まった。消費税率10%への引き上げ先送りをはじめ、安倍政権が2年間で進めたアベノミクス、集団的自衛権の行使容認など政策の評価が問われる。小選挙区の長野5区(定数1)では正午現在までに、届け出順で民主党新人の中嶋康介氏(37)=飯田市北方=、共産党新人の水野力夫氏(34)=同市上郷=、自民党前職の宮下一郎氏(56)=伊那市境=の計3人が立候補。初雪が舞う中、舌戦をスタートした。

 長野5区の3人は午前8時半過ぎから、本拠を置く飯田市や伊那市内で第一声を放った。飯田市内では朝から小雪が舞い、寒空の下での舌戦開始となった。

 元国会議員秘書で飯田市に住居を移して初出馬した民主党の中嶋候補は、同市東栄町の事務所前で「日本が抱える不安を希望に変えるため立候補した」と第一声。掲げる持続可能な社会システムの構築や伊那谷の特色の活用、再挑戦可能な社会づくり―を挙げて「将来安心できる社会をつくる」と語った。

 予定していた県議選から舞台を変えて出馬した共産党の水野候補は、同市上飯田のアイパーク飯田で「安倍政権の暴走を止める」と声を上げた。消費税率引き上げ中止や最低賃金引き上げ、社会保障の充実、平和憲法の遵守、原発ゼロなどを枚挙し、「この地域の暮らしと平和の声を国会に届ける」とした。

 4選を目指す宮下候補は、伊那市の伊那商工会館でマイクを握った。今後がアベノミクスの正念場だとし、「地方を元気にすることで、成長戦略を完成させる」と力説。三遠南信道やリニアの開通を見据えて「今後十数年が伊那谷を発展させる好機。力の結集ができるかどうかを問う選挙だ」と位置付けた。

 衆院選は2012年12月以来、2年ぶり、47回目。安倍政権の評価に加え、憲法や原発・エネルギー問題、地域再生、TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)などに対する考え方など争点化すべき課題は多く、各政党の総合力が問われる選挙となる。

 今回から小選挙区の格差を是正する「0増5減」が導入され、小選挙区295議席、比例代表180議席の計475議席で争う。

 全国では選挙区と比例区を合わせ、約1180人が届け出る。県内では正午までに5つの選挙区に計18人が立候補している。

 衆院選公示日前日にあたる1日現在の選挙人名簿登録者数によると、長野5区の有権者数は男性13万7620人、女性14万8237人の計28万5857人で、前回選挙の同時期に比べて2805人減となっている。

 投開票は14日。選挙戦は前日の13日まで。

  

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