豊丘・根羽村長選結果

政治・行政

[ 2011年 4月 26日 火曜日 9時33分 ]

 第17回統一地方選後半の町村長、町村議選は24日投票、即日開票された。飯田下伊那では2村長選、4町村議選・1町議補選が行われ、このうち、いずれも元村議で新人同士の三つどもえとなった豊丘村長選は、会社社長の下平喜隆氏(56)が2189票を獲得。153票の小差で元村職員の丸岡茂氏(63)を退け、初当選を飾った。新人同士の一騎打ちとなった根羽村長選は、元村職員の大久保憲一氏(53)が450票の大差で元村議の松下忠司氏(63)を破り初当選した。また投票に持ち込まれた町村議選は、計43人の新選良が決まった。

 豊丘村長選 発足以来 初の民間出身 吉川村政後の舵取り役に

 「民間感覚を生かし、将来を見越した決断力によって、スピード感ある村政運営を目指す」と訴え続けた下平氏。1955(昭和30)年の村制施行以来、初めて民間出身の村長が誕生した。住民は、3期12年務めた吉川達郎氏(69)が引退した後の舵取り役を下平氏に託した。

 組織を固める下平氏と丸岡氏が競り合いながら先行し、組織に頼らない戦いを続ける東垣外氏が追う展開となった今回の村長選。下平氏は地元の伴野区や選挙事務所を置いた田村区を中心に、全域で支持を集めた。丸岡氏の地盤である村北部も積極的に攻め、票を上積みした。

 人口減少や高齢化、優良農地の荒廃など村の課題を幅広くとらえ、それぞれに対応策を提案。産業振興では「企業誘致に力を入れることで雇用の場を創出する」とし、若年層からも支持を得た。60代の他候補に対し、50代という年齢も期待感となって票に結び付いたようだ。

 また、高齢者や障害者などが1回700円で利用できる福祉タクシーなど現村政を評価する一方、「村職員の労働意欲を引き出せていない」と指摘。民間の視点を取り入れ、庁内改革を進める姿勢も強調してきた。「踏襲型ではなく、タイムリーかつ効果的な施策を実行する」と重ねた。

 一方、丸岡氏は村職員や村議での経験を踏まえ「『よし、また明日から頑張ろう』と思える村をつくりたい」とし、高齢者福祉や子育て支援、健全財政などを政策に掲げ訴えたものの、あと一歩及ばなかった。

 東垣外氏は「無駄を省き、村職員の人数と給与の2割削減に取り組む」と、改革姿勢を強調。組織に頼らない草の根的な選挙運動を展開し、政策による得票に傾注したが、当選には届かなかった。

 根羽村長選 大久保氏が75%を獲得 松下氏目標の3割に届かず

 現職小木曽亮弌氏(71)の引退を受け、新人2氏による20年ぶりの選挙戦となった根羽村長選は、小木曽村政の発展的継承を目指す大久保憲一氏(53)=無所属、中野=が有効投票数の75%にあたる677票を獲得。225票の松下忠司氏(63)=無所属、向黒地=に452票差をつけて初当選を果たした。当日の有権者数は985人で投票率は92・28%。小木曽氏が初出馬した1991年の94・33%を2・05ポイント下回った。無効票は7だった。

 大久保氏は「若さと行動力で村をよりよく変え、安心して住み続けられる地域を次世代に引き継ぎたい」と出馬を表明。村内資源を生かした産業・雇用の創出や健康・福祉対策、子育て支援の充実、生活環境の整備、防災力強化を村民の意見を反映させながら進めると訴え、選挙戦を優位に進めた。

 一方の松下氏は、議会3月定例会初日の9日に立候補を表明した現職が、最終日の22日に健康不安を理由に出馬を取り止め、続いて大久保氏が出馬したことについて「流れを不信に思う。批判的な村民がいることを示したい」として選挙戦に持ち込み、村民目線の村政、村長・副村長の給与見直しなどを掲げて支持拡大を図った。

 初当選について大久保派の幹部は「厳しい目で見られたと感じる」、松下氏の役員は「得票数の3割を目指していたが、我々の力不足で届かず悔しい。戦略的な活動をすればもっと浸透させられた。村に風を入れるという当初の目的は果たせた」と語った。

  

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