豊丘村議会が住民の声まとめ村長に提出

政治・行政

[ 2014年 5月 28日 水曜日 16時35分 ]

 豊丘村議会(下平豊久議長)は、今月20日までに9会場で実施した第1回議会報告会で村民から寄せられた意見や要望のうち村関係のものをまとめ、26日、報告書を下平喜隆村長に提出した。下平議長は区や地区などに対し回答するよう求め、下平村長は「住民の貴重な声であり、内容を見た上でしっかり答えたい」とした。

 議会報告会は全14議員が2つの班に分かれ、本会議や委員会の概要、本年度当初予算の主な事業などについて説明。集まった住民との意見交換も行った。

 4月26日から5月20日にかけて9会場で行ったところ、計176人の参加があった。路線建設が予定されるリニア中央新幹線や高森町山吹―豊丘村河野間の新橋計画、定住対策、空き家対策など多岐にわたって村に対する要望や意見が出た。

 このうち横浜ゴム豊丘工場に触れると「移転に伴う定住者はわずかで、雇用も豊丘の採用者は非正規。村のメリットはあるのか」「社員移住の予測は村も議会も見込み違いだったのでは」と口にする住民もいた。従来の村政懇談会を、村長が自治会や高齢者クラブなどの会合に出向き村民と懇談する形式に改めた「なんでもしゃべらまい会」について、「以前のような村政懇談会を1年開催してほしい」「復活を」との要望も出された。

 村は、南小学校にある学校給食センターの老朽化に伴う全面改築を計画し、本年度当初予算に4億2400万円を計上した。これに対し「4億円もかけて良いのか」「運営の面で心配」との声が上がった。担当課によると、給食センターは1980年に建てられ、新学校給食法の基準に適合するよう新しくする。

 リニア関連では「水枯れが心配」「マツタケがでなくなるのでは」「生活道路は残土の運搬などに使ってほしくない」「残土は村内で処理すべき」。リニア開通に人口増対策を絡め「都会の子どもたちに来てもらえるような祭りやPRをしてはどうか」といった意見も。この他、若者や女性、高齢者を対象にした就労支援など、長期的視点に立った政策を望む声もあった。

 下平村長は「役場の仕事で一番大事なことは住民ニーズを探ること。その住民ニーズをいかに施策に反映させられるか。それが村民の安全安心や住んで良かったと思える村づくりにつながる」と説明。報告書は課長会などを通じて内容を精査し、早い時期に回答するとした。

  

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