連合長に佐藤市長新任

政治・行政

[ 2020年 11月 2日 月曜日 15時08分 ]

 南信州広域連合会議は2日、臨時会を開き、前飯田市長の任期満了に伴う広域連合長選挙で佐藤健市長を新任した。佐藤連合長は「(上伊那を含め)伊那谷全体でリニア・三遠南信道時代を迎えるという機運が高まっている」とし、新時代に向けて決意を示した。

 広域連合は1999(平成11)年4月に発足し、連合長は佐藤市長が3代目。

 広域連合長選挙は構成する飯田下伊那地域の14市町村長による投票で行い、佐藤市長が14票だった。任期は飯田市の任期に合わせて4年間。

 あいさつに立った小池正充副連合長はコロナなど地域を取り巻く課題を指摘した上で「町村とも手を取り合い、飯田下伊那の住民の安全安心のために手腕を振るって」と期待を込めた。

 広域連合の喫緊の課題として運転免許センターや、「アリーナ機能を中心とする複合施設」などがある。運転免許センターについて、佐藤連合長は取材に対し「まずは検討の経過と現状を確認し、1日も早い実現を目指す」。複合施設は「スケジュールに慎重な意見もある」との認識を示した。

 運転免許センターを巡り、県警は飯田市を窓口に、飯田署に併設する形で南信運転免許センター(仮称)の設置を検討している。

 候補地の面積は1万5000平方メートル。うち建物の延べ床面積は7000平方メートルで、350台分の駐車場と署長宿舎の用地が必要となる。アクセス、取り付け道路の幅員が十分であることや▽公共交通の利便性が高い▽災害危険箇所などの指定地域でない▽市街地に近い―ことが主な要件。事業期間は、設計を含めて4年間を想定するが、設置の時期と場所は決まっていない。

 一方、リニア時代に向けた整備事業の1つとして、広域連合はアリーナ機能を中心とする複合施設の設置を探る。第4次広域計画「基本構想・基本計画」の後期計画(2020~24年度)に盛り、計画期間の中で構想を描く方針。当初は施設を造るかどうかの判断を昨年度中に行うとしていたが、判断を先送りにした。

 複合施設の開設時期については「リニア開業後の状況を見るべきといった意見がある」といった慎重な意見がある中、リニア時代を見据えた新連合長の舵取りに注目が集まる。

◎写真説明:就任のあいさつをする佐藤連合長

  

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