阿南・佐々木町長が突然の辞意表明

政治・行政

[ 2014年 3月 22日 土曜日 8時58分 ]

 阿南町の佐々木暢生町長(67)=同町富草=は20日、阿南町議会3月定例会の閉会あいさつで「町議会と両輪として回転していくことは困難。3月31日付をもって辞任したい」として突然の辞意を表明し、定例会終了後に勝又進町議長へ辞任届けを手渡した。

 同日の定例会では、来年度一般会計補正予算案など22議案を提案通り可決した。本年度補正予算案では、阿南新川食品に対する3000万円の交付金を廃し、予備費へ充当した修正動議が提案されたが、原案が賛成多数で可決された。

 閉会あいさつで佐々木町長は2期7年と残り1年1カ月の任期を残して、自らの町政を振り返り「人口が減り、少子化が進む中、10、20年先を考えどういう町にすべきか考え町を担ってきた」と述べた。

 一方、高齢になり体力的に厳しくなってきたこと、建設予定の富草JAスタンドの跡地への活性化施設、阿南新川食品の運営、ふるさと納税で町産米以外の南部町村の米を含めた形で阿南産として送付していることなどをめぐり、議会からさまざまな批判を受けたことに言及し「執行部と議会がギクシャクし始めた。繕っていただいてもほころびるもの」と語った。

 「責任を逃げるつもりはなく、対応してまいりたい。私の政策は誤っていない」としながらも3月31日をもって辞任する旨を表明した。

 議会後の取材に対し、佐々木町長は、2期目就任当初から今期で退任し、3期目には立候補しない考えでいたという。昨年12月ごろから、町議会から政策に対する批判が増し「ぎくしゃくしてどうにもならない状況になった。議会と執行部には大きな考え方の相違が生まれた」として「責任をとる」形での辞任と説明する。

 「刷新した中で新たな町長を選んでほしい」と語った。31日までに町民に対して自らの考えを説明し、理解を求めていく。

 勝又議長は「突然のことで驚いている。十分熟慮した上での辞任とは思えず、受理するか否かを検討したい」とした。同日午後、議会運営協議会で協議する。

 佐々木氏は救護施設富草寮の寮長を最後に町役場を退職後、農業を経て、2007年の町長選挙に立候補して初当選。11年には無投票で再選した。

 農業振興のため、信州アトムの設立したほか、旧阿南工業跡地を取得して合同会社、阿南新川食品を設立するなどの事業を展開。特養阿南荘の移転改築、クラインガルテン新野高原の設立や阿南産米を贈呈するふるさと納税制度などを手掛けた。

  

関連の注目記事

powered by weblio


  

こちらの記事もどうぞ(広告を含む)

     







記事の検索はこちらから
















スポンサーリンク


南信州電子版購読

ふるさと納税でもらえる 南信州新聞 ふるさと納税でもらえる 南信州新聞