阿南町で米貯蔵施設検討

政治・行政

[ 2016年 9月 10日 土曜日 13時15分 ]

 阿南町は、信州あなんトータルマーケティング(信州アトム)の施設整備事業として、新たに玄米貯蔵施設と精米施設、新事務所兼野菜集出荷施設の建設を検討していることが分かった。町によると全施設の建設費用は約2億3000万円で、本年度からの2カ年計画で進める方針。一方、これまでに国の補助事業に該当するものが見つからないため財源確保で課題が残り、9日開会の町議会9月定例会への上程は見送った。

 定例会初日に行われた一般質問で、伊豆光枝議員が信州アトムの施設整備・移転計画の必要性について質問し、町が回答した。

 町の説明によると、町内3カ所に点在している玄米貯蔵施設を一箇所に集約するとともに、精米や野菜の集出荷と同社事務業務を一体化して効率化を図る。特に貯蔵施設については、ふるさと納税米に対応可能な貯蔵規模の確保を目指すとともに、現状の玄米貯蔵施設は常温管理の上、小動物進入の可能性もあるとして、来年収穫期までには施設を完成させたい考えだ。

 建設候補地は町有地で、同町南條の国道沿い、早稲田トンネル新野側出入り口近くの空き地。建物はすべて鉄骨平屋建てで、温度管理設備を備えた米貯蔵施設と精米施設、事務所兼集出荷施設の3棟計約800平方メートルを建設する予定。貯蔵施設と精米施設は本年度事業で計1億8000万円程度、事務所兼集出荷施設は来年度事業で5000万円程度を見込み、財源は臨時財政対策債や過疎債、ふるさとあなん基金、一般財源などとしている。

 町は5月から計4回開いた議会全員協議会で説明し、理解を求めてきたが「県や国に問い合わせたり、独自調査を行うなどして模索してきたが、該当する補助事業が見つからない」として、今定例会への上程を見送った。勝野一成町長は「米はふるさと納税の目玉でもあり、衛生管理面から貯蔵施設は早期に必要」とし、臨時議会も視野に議会の承認を得たいとしている。

  

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