阿南町議会で勝野町長が不出馬表明

政治・行政

[ 2017年 12月 12日 火曜日 15時47分 ]

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 阿南町長の勝野一成氏(62)=無所属、新野=は10日開会の町議会12月定例会一般質問で、任期満了に伴う来年4月17日告示、22日投開票の町長選に出馬しない意向を表明した。2期目への意欲を問われると「当初から1期4年と決め、全身全霊で取り組んできた」と強調し「その思いは今も変わらない」と説明した。

 勝野氏は1期目の公約と、当選から3年8カ月の取り組みを振り返り、自己評価を70点と採点。医療福祉や経済雇用対策、約50億円あった町の借金を6億円余縮減する財政健全化などに傾注し「目標を失うことなく全力で戦ってきた」と振り返った。

 その上で「後ろめたいことは一切ない。町民には、町政を託す新たな人を検討する時間が必要。いたずらに時を稼ぐことではない」とし、「私にとって苦渋の決断。この重みは出馬のときと同じものがある」と述べた。

目立った動きなく続投望む声も

 町が多額の資金を出資したにも関わらず、経営悪化で倒産した合同会社「阿南新川食品」問題を理由の1つに、佐々木暢生(のぶお)前町長の任期途中での辞職に伴い、当時副町長だった勝野氏が「責任をまっとうしたい」と14年5月の町長選に出馬、初当選した。

 同問題では、工場や設備機器を引き継ぐ受け入れ先を見つけるなど清算に注力。そのほかにも信州アトム拠点整備事業や富草地区へのメガソーラー建設の推進、国道151号、418号の改良促進、給食センターや図書館、かじかの湯の民営化による財政圧縮などに取り組んできた。

 町長選をめぐっては、「1期全力投球」と臨んだ勝野町政に対し「町民の声をちゃんと聞いてくれる」などと評価する声は多く、年齢なども踏まえた上で、地元後援会や同級生らが続投を求めてきた。

 一方、勝野氏は当初からの考えを「信念」と強調して訴え、今定例会の開会を前に「答えを出すのは先延ばしにしてほしい」という後援会の要望も、「混乱を招きたくない」と退けた。

 南信州新聞社の取材に対し、不出馬の理由を「信念を覆すほどのものが見つけられない」とした勝野氏。「町長には体力や気力も求められ、若い力も必要だと思う」と述べた。

 勝野氏は旧長姫高校卒業後、1974年に同町職員となり、振興課建設係長を最後に退職。2007年から副町長を務め、14年の前回選挙で初当選した。

 同町長選では、これまで他に目立った動きはない。

  

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