阿智村 全村博物館構想で新取り組み

政治・行政

[ 2015年 7月 18日 土曜日 9時25分 ]

 阿智村は、地域全体を屋根のない博物館に見立てた「全村博物館構想」の新たな取り組みとして、認定地域資源制度と案内人登録制度を開始した。全戸へ申請手引きと登録申請書を配布。歴史や自然文化など多様な地域資源と、それを保護活用する住民・団体をサポートしていく。

 全村博物館構想は阿智村第5次総合計画(2008年~)の村づくりの中に掲げられた。10年後の阿智村を見据えて地域資源の掘り起こしを通じて地域を再発見し、住み続けたい地域づくりにつなげる。

 これまでに園原ビジターセンターの設置、古道ウオーキング、阿智学会の発足、阿智ジャーナルの発行、2011年エコミュージアム全国大会in阿智などの事業や活動が展開されてきた。

 今回の地域資源の認定や案内人の登録制度は、村内に数多くある地域資源とそれを守る人々を知り、来訪者と交流を深める第一歩として実施。住民が主体的に価値を見出し次世代に継承していきたいと願う地域資源を認定する「認定地域資源」と、それを案内、調査、研究、学習支援を行う住民や団体を登録する「案内人登録制度」を実施する。

 このほか、一定のまとまりを持って活動する地区を「地区まるごと博物館」、申し出のある資料館などを「地域資源案内館」の指定も行う予定だ。

 村学芸員の男性は「これまで全村博物館として形あるものがなかった。村内にどんな地域資源、人々がいるのか分かりやすくすることで、相互の交流や学習活動、来訪者への紹介に役立てたい」と話していた。

 全村博物館構想では今後、地区案内看板の設置やホームページの充実、住民団体が情報を共有する連絡会の設立呼び掛け、役場内のプロジェクトチーム立ち上げなどを展開していく。

  

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