阿智村政懇談会がスタート

政治・行政

[ 2012年 10月 16日 火曜日 10時25分 ]

 阿智村は11日夜、来年度予算編成と第5次総合計画の後期5カ年計画(2013年度―17年度)の策定に向け、全8地区の住民と意見交換する村政懇談会を中関地区から始めた。岡庭一雄村長は高齢化と人口減少、経済、震災の対策を課題に挙げた上で意見を聞いた。

 後期5カ年計画の方向性について岡庭村長は「人口減少と経済の減退は目を覆うものがあり、対応が問われる。三遠南信自動車道とリニアの開通による交通体系の劇的な変化を踏まえ、地域をどう発展させるかが主要なテーマになりそう」と述べた。

 村の経済を支える観光業については「温泉郷を取り巻く状況は厳しいが、現状の規模を維持しないと温泉地間競争に勝てない」とし、村として支援する考えを示した。

 工場誘致は「できれば行うが外部頼みでなく、農業振興や6次産業化を進めていきたい」とし、友好交流都市提携した愛知県豊山町に農産物の売り場を設ける計画も明かした。

 今後の財政見通しについて村側は、防災行政無線のデジタル化に4億5000万円を要する来年度は借り入れ見込み額が増えるものの、それ以降の起債残高は年々減ると説明。職員2人が兼務で担っている村ケーブルテレビの運営についても意見を求めた。

 住民は清内路と浪合、園原に村が設けた施設の運営状況、解体を進めている中関団地の土地を定住用に売り出す考えなどについて質問。地元自治会は村に要望している▽下原地区の村道舗装▽宮崎邸跡地の整地▽県道田中乱橋線への横断防止柵設置▽中関団地内へのごみ集積小屋設置▽同団地付近への待避所設置▽生きがいセンターの地代支払い▽熊谷元一さんの壁画清掃―について村の方針を聞いた。

 出席した住民には、個人でも村に提案できる事業計画書を配布し、12月末までの提出を求めた。

  

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