8日投開票の県知事選で初当選した無所属新人で元副知事の阿部守一氏(49)は翌日の9日飯田下伊那入りし、飯田商工会議所の臨時議員総会前に「9月、全力でスタートを切りたい」と意気込みを語った。
阿部さんは「終わったからには敵味方なく、それぞれの地域の特色を生かし、長野県全体を元気にしていきたい」とし、「県庁が遠いこの地において、地域間格差が課題に指摘されており、現場で一緒になって解決に取り組んでいきたい」と述べた。
三遠南信自動車道やリニア中央新幹線については「しっかりと話を聞き、一緒になって取り組んでいきたい」と述べるにとどめ、宮島会頭と握手を交わした。
宮島会頭は同議員総会冒頭「選挙前には阿部さんに対し、北高南低解消やリニア飯田駅設置、三遠南信自動車道早期開通に力を発揮してほしいとお願いした。若い知事に期待したい」と述べた。