阿部知事が高森の「旬菜館」で農家と懇談

政治・行政

[ 2013年 4月 25日 木曜日 15時08分 ]

 阿部知事は24日、阿智村駒場に完成した「満蒙開拓平和記念館」の開館セレモニー出席に先立ち、高森町出原で農事組合法人信州高森産直組合(野沢範好組合長)が経営する「たかもり旬菜館」を視察し、懇談した。直売所を見たいという知事の意向で初めて同館を訪れた。

 店内を視察した後、野沢組合長(75)以下理事ら数人と懇談。五平餅やワラビとタケノコの煮付けなどで歓待され、和やかな表情で約30分間交流した。この中で「今の課題は何ですか」との知事の質問に、野沢組合長は「農業後継者の確保。就農する人たちは農機具を入れたり頑張っている人が多いが、一番基本は農家が儲かる仕組み」と説明した。

 燃料費が500万円ぐらいかかると聞いた知事は「木や水など地域にあるエネルギーをうまく使った方がいい。お金の問題は県もできるだけ応援する」と強調。県が塩尻に建設する計画のバイオマス発電施設について聞かれた知事は「円安の影響で機械設備に予定以上にかかりそう。アベノミクスの効果はいい面もあるが、マイナスのところは国もしっかり配慮してもらわないといけない」と答えた。

 県のエコファーマー制度について、組合員の男性が「いいことをやっているのに伝わっていない。県がなかなか発信してくれない」と苦言を呈すると、知事は「4年ぐらい前に横やりが入ったが、今は全然問題ない。しっかりPRするようにします」と約束した。

 懇談後、野沢組合長は「知事の人柄が今までにないタイプ。なかなか一朝一夕にはいかないと思うが、取り組んでもらうのはうれしいこと」、高森町役場経営企画室の室長は「知事が農業とか食とか6次産業にとても関心があり積極的に話をしていたのが印象的。エコファーマーも具体的に話を聞けてよかった」と話していた。

  

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