飯田下伊那地域選出の県議5人が5日、県庁の阿部守一知事を訪れ、リニア中央新幹線の整備をめぐり、県内の中間駅の設置場所となる飯伊地域の意向に沿う形で、県も中心となって取り組むよう要請した。
JR東海の「長野県内の中間駅位置」の発表を控えるほか、近く阿部知事らは国などを訪れ、6月のリニア中央新幹線建設促進県協議会の総会で採択した決議内容を要請する予定。先立つ5日は飯田市区の古田芙士、小池清、小島康晴の3県議と下伊那郡区の吉川彰一、高橋岑俊の両県議がそろって知事を訪ねた。
面談は15分ほど行われ、飯伊の県議団はリニアに対する一同の要請として「県が中心となって、南信州広域連合など地域の意向に沿ってしっかり取り組んでほしい」旨を求めた。
対する阿部知事は「地域の声を大切にし、JR東海としっかり協議できるよう取り組む。国がもっと責任を持って関与するように求めていく」と明言。協議の仲介などの役割をしっかりと果たしていく姿勢を伝えた。