飯島で県政タウンミーティング

政治・行政

[ 2013年 5月 20日 月曜日 15時11分 ]

 知事が県民と意見交換を行う「県政タウンミーティング」が17日夜、飯島町文化館であった。県政運営の指針となる県総合5カ年計画「しあわせ信州創造プラン」の9つのプロジェクトのうち「雇用・社会参加促進プロジェクト」における重点課題の一つ「女性の雇用と社会参加の促進」をテーマに鼎談を行った。

 約100人が参加。最初に阿部知事があいさつを兼ねて計画の概要を説明した。この中で、知事は「これからの長野県をどうしていくか。もちろん県が責任を持って取り組むが、とはいえ我々だけでできることは限界がある。県民の皆さんにも一緒になって取り組んでいただかないと絶対実現できない」と述べ、事業主をはじめ県民の理解と協力を求めた。

 計画の基本目標「確かな暮らしが営まれる美しい信州」を実現するための「3つの方針と1つの発信」を説明。「計画の心臓部分であり、予算を重点的に配分して当面5年間力を入れてやっていく」と強調した。

 また、県立大学構想について「小中学校や高校の教育にいい影響を与えられるものにしたい。グローバルな視点で考えなければできない。世界的な潮流を読めなければ失敗してしまう」と指摘。「今までの延長線上では社会は良くなっていかない。これから人口が減っていく時代に今までと全く同じ仕組みで持つわけがない。子どもたちにチャレンジしようという気持ちを起こさせ、地域の課題を自ら解決するために社会変革できる人材を育てていかなければならない」と知事の思いを語った。

 鼎談で、20年前に2人の子育てをしながら起業し、松本市を拠点に事業を展開するコミュニケーションズ・アイの社長は「一番心配しているのは長寿全国一の長野県で独り暮らしの女性が増えていくのではないか。独居女性を支えていく準備をしていく必要がある」と指摘。

 子育てをしながら働く女性について「いったん退職するとアルバイトなどをせざるを得ない。“三歳神話”があるが、こういう時代だからこそ子どもは群れて育てるべき。企業とNPOが組んでサポートしたり、いろいろな働き方を工夫してつくっていく必要がある」と提案した。

 阿部知事は「男性と女性の平均寿命がこれだけ違うと独居女性がこれからますます増えてくる可能性がある。女性の特性に合わせた支援を真剣に考えていかなければならない。女性は適応力が高いので、長生きしている女性の社会参加を意識していく必要がある」「今までと同じ働き方を前提に考えていると働きたくても働けない人がいっぱい出てくる。もう少し柔軟で多様な働き方を考える必要がある。たとえば、1日4時間の短時間勤務とか在宅勤務。病児保育などの取り組みも県が先駆的にリードしていく」と述べた。

 進行役の県商工労働参事は「人口が減少し内需や労働力の減少が予想される。地域経済の持続可能な発展のために女性やシニアの活用がキーワード」と問題提起。女性の雇用と社会参加の促進、人生二毛作社会の仕組みづくり、多様で安心できる働き方の検討などを具体的課題に挙げた。

  

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