飯田で知事交えて県政タウンミーティング

政治・行政

[ 2012年 6月 25日 月曜日 10時57分 ]

 県の新たな総合5カ年計画の策定に向け「20年後の長野県を考える」をメーンテーマに、県民が阿部守一知事を交えて意見を交わす県政タウンミーティングが23日、飯田市追手町の県飯田合同庁舎で開かれた。飯田下伊那地域を中心に住民ら74人が参加。▽健康・長寿▽産業▽憧れる暮らし―のサブテーマ別の小グループに分かれ、より良い県づくりへのビジョンや課題、施策などを出し合った。

 全体発表では、健康長寿で「地産地消や産業の創出が生きがいや希望を生み、健康や長寿につながる」「地域の住民や団体、企業などが同じ方向性を持つことが大事」「高齢者が気楽にコミュニケーションをとれる場所を地域地域に作るべき」などの意見が出た。

 産業関連は「良い農産物や商品は個々で頑張るだけなく、県全体で力強く発信したり、付加価値を高めたりすべき」「20年後を見据え人材育成や教育に力を入れて」などが、暮らしの中では「県庁をより近くに」「きれいな水や自然は貴重な財産」などの視点や提言が上がった。

 2027年のリニア中央新幹線の開業を見据え「東京が近くなる中、子どもたちに自然の豊かさを共有できる教育をしていってはどうか」「第2の学園都市として発展していくのはどうか」の声もあった。

 冒頭に阿部知事は「新計画は県民に大きな方向やビジョン、重点施策を分かってもらえるようなものにしたい。県民と一緒に考え、実現させていく。20年後を想像するのは難しいかもしれないが、こういう県にしたいという思いを共有し合うことが大切。夢と希望が持てるビジョンを作りたい」と語った。

 2013―17年度を計画期間とする新計画の策定作業に反映させようと、県内4会場で順次開催。阿部知事を含む参加者が5人ほどずつ12テーブルに分かれ、25分ほどの「ラウンド」ごと顔ぶれを入れ替えながら意見を交わす「ワールド・カフェ」方式で行い、県職員が進行役を務めた。

 1ラウンド目にテーマに関する意見を自由に出し合い、ホームテーブル上の模造紙に記入。2ラウンド目は各自が「旅人」として別の席に移り、前の議論の過程を把握した上で、内容を継ぎ足したり、幅を持たせたりした。最終ラウンドで再びホームへ戻り、出されたアイデアをまとめ、代表のグループが全体へ発表した。

  

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