飯田と友好提携30周年 仏シャルルヴィル・メジェール市長が来訪

政治・行政

[ 2018年 8月 9日 木曜日 16時52分 ]

友好30周年のプレートを囲むボリス・ラビニョン市長夫妻(右)

 「人形劇のまち」として、飯田市との友好都市提携30周年を迎えたフランスのシャルルヴィル・メジェール市のボリス・ラビニョン市長が来日し、9日午前に飯田市に到着した。12日まで滞在し、30周年記念事業やAVIAMA(人形劇の友・友好都市国際協会)総会などに出席する。9日の牧野光朗市長との懇談では、人形劇だけでなく、若者世代を中心にした両市のさらなる交流促進策などが提案された。

 両市は1988(昭和63)年に当時の「人形劇カーニバル飯田」10周年を記念して友好都市提携を結び、当時の両市長が互いの市を訪問。以後、市民間のつながりや交流を深めてきた。

 ラビニョン市長夫妻は5日に初来日し、9日は午前11時すぎに飯田市役所に到着。牧野市長夫妻や市職員約200人の出迎えを受けると、日本語で「おもてなし、どうもありがとうございます」と感謝を述べた。

 市役所C棟入口で、両市の友好関係のさらなる発展を願う記念プレート(縦90センチ×横70センチ)のお披露目後、庁内で懇談した。

 牧野市長は30年にわたる友好都市関係を喜び「市長の代を継いで両市の交流が進んだ。これからは人形劇のまちとしてのつながりだけでなく、他の分野でも交流を広めたい」と抱負を語った。

 ラビニョン市長も交流の機会を増やしたい考えを強調し「特に青少年同士の交流、高校生の交流プロジェクトの具現化を一緒に考えたい」と呼応。両者はシャルル市の国立人形劇高等学院や飯田市の農家民泊を生かした滞在型体験などの構想を膨らませた。

 ラビニョン市長は被爆地の広島や長崎にも心を寄せ「人形劇の文化は日仏の友好関係にとても有効。日仏はいかなる事情があっても戦禍をまみえることがないことも共通の願い」と指摘。初めての日本の印象について「見るもの聞くもの全てにワクワクしているが、一番の感銘は礼儀正しく親切な日本の人々」と話した。

 シャルル市はベルギーの国境に近い人口5万人の都市。半世紀以上にわたり、世界最大規模の人形劇の祭典を開く。AVIAMAやUNIMA(国際人形劇連盟)の事務局や国際人形劇研究所などもあり、人形劇における世界の中核を担っている。

 2011年には市内の街路を「飯田通り(Rue de Iida)」と命名しており、今回の30周年記念事業で飯田市側は「答礼」として、龍江の天竜川左岸の市道「天龍峡八重桜街道」を「シャルルヴィル・メジェール通り」と命名。日本語と仏語で通り名を表記した看板を掲げる。

 9日午後は30周年記念のプレートを飯田文化会館にも掲げた。「シャルル通り」の命名式に続いて、中心市街地の並木通りで両市木の植樹式を、夜は記念式典を開く。

  

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