飯田合同庁舎に移動知事室を設置

政治・行政

[ 2016年 5月 17日 火曜日 8時10分 ]

 県の「しあわせ信州移動知事室」が16日、飯田市追手町の飯田合同庁舎に設置された。阿部守一知事が18日まで3日間、飯田下伊那地域に腰を落ち着けて、地域の人たちとの対話や施設の訪問、各種活動に参加する。2期目の公約に掲げた「共感と対話の県政」を推進していく取り組みで、今回で4回目の開催となる。

 初日は、飯田合庁5階会議室に移動知事室の看板を設置した後、同庁舎に入る下伊那地方事務所、飯田保健福祉事務所、飯田建設事務所など県の現地機関の職員約200人を前にオープニングあいさつした。

 下伊那地事所の山本智章所長と一緒に看板を設置した阿部知事は「飯田下伊那は県庁から遠い地域。今回どっぷりとつかり、地域の皆さんの観点から県政を考えるきっかけにしていきたい」と意欲を語った。

 オープニングあいさつで知事は、真っ先にコンプライアンス(法令遵守)の推進に言及した。「大北森林組合の問題(補助金不正受給)に端を発し、県庁の仕事の仕方に県民から厳しい目が注がれている。法令遵守は当たり前であって、単なる法令遵守でなく、県民や社会の要請に的確に応えていく組織をつくっていかねばならない」と強調。「県民のために何が必要か常に考え、県民の視点に立って問題提起を行い、必要があれば国のルールも変えていかねばならない」と訴えた。

 飯田下伊那地域について、知事は「11年後にリニア中央新幹線の開業が予想され、三遠南信自動車道の整備も進められている。県内でもこれから未来に向けて飛躍的に変化する地域」と指摘。「伝統文化や自然環境などを残しながら、未来志向で変革していくことが地域、県民にとって大事であり、長野県全体の発展につながる。長野県の中で果たしていく役割の大きさを考え、飯田下伊那地域の目線で県政全体をみていく」と述べた。

  

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