飯田市 りんご並木を再整備へ

政治・行政

[ 2015年 10月 9日 金曜日 16時29分 ]

 飯田市は11月から、中心市街地のシンボルでもある「りんご並木」(扇町~中央通り、全長316メートル、幅30メートル)の再整備を始める。市土木課によると、りんご並木のイメージを大きく変えることはせず、歩行者がより安全に利用しやすい空間にする狙い。レンガ舗装を継承し、排水溝や植栽帯を改める。扇町側から順次整備し、工期は2017年度までを見込む。

 公園をイメージした前回整備から16年が経過し、路面のレンガの破損や雨天時の水たまりなどが目立つ状況を踏まえた対応。前年度末に市民検討会議が行った並木の整備検討報告を参考に、市が整備計画をまとめた。

 舗装は「市民に親しまれている」「観光客にも評判が良い」との意見を受け、現在のレンガブロックを継承。景観に考慮した目立たない側溝を整備し、路面排水処理を高める。大きな屋根のある休憩施設も設ける。

 並木は車も歩行者も通行できる「歩車共存」となっているが、今回の整備で植栽帯を車が通る側に移し、建物側に歩行者が安全に歩ける空間を確保する。市が位置付ける「歩行者優先道路」として、通過車両の速度低減の効果も狙う。

 当初計画段階の事業費は約1億円。市内では、18年に「いいだ人形劇フェスタ」の20周年に合わせ、世界人形劇フェスティバルやAVIAMA(人形の友・友好都市国際協会)の総会が開催される予定。並木もイベントなどでの活用が予想されており、市土木課は「それまでには整備を終えたい」としている。

 市は1993―98年度に約8億円をかけて並木一帯を整備。リンゴ樹帯を挟んだ歩車共存のレンガ舗装とし、街路樹や街路灯などを設けた。

  

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