飯田市が信州大と包括連携協定

政治・行政

[ 2019年 12月 27日 金曜日 15時34分 ]

 飯田市は26日、産業や教育、文化、学術研究などの分野で協力し、地域の発展や人材育成に向けた包括連携に関する協定書を信州大と結んだ。協定書の調印式が信大の松本キャンパス(松本市)で開かれ、牧野光朗市長と濱田州博学長が出席。牧野市長は「エス・バード(同市座光寺)を拠点とした両者のつながりはさらに深くなる」と期待感を示した。

 市は2006年に信大工学部との間でパワーアップ協定を結んでいる。発展する形で、17年4月には航空機システム共同研究講座が旧飯田工業高校跡地(現エス・バード)に開講した。

 これまでは工学部中心だったが、今回の包括連携によって今後は他の学部や研究拠点とも連携を進めることになる。

 リニア時代に向けては、周辺環境と調和した公共空間を設計する「ランドスケープ(景観)デザイン」についても協力する姿勢で、この日濱田学長は「現在調整を進めており、今後詰める」と話した。

 市は田園型の学術研究都市構想を描く。全国の大学研究者らが参加する独自の連携組織「学輪IIDA」に絡め、「学びに重きを置いてきた」と牧野市長。「産業分野で連携の積み重ねがある」などと信大とのつながりを強調すると、包括連携を通して「さらに深め、広げていきたい」と述べた。

 航空機システム共同研究講座は3年目を迎えた。牧野市長は、今春に2年の課程を終えた修了生が航空機関連の企業に就職しことにも触れ「将来の航空機産業の最前線で活躍する人材の育成が始まっている」とした。現在は9人がエス・バードをキャンパスとして学ぶ。

 協定によると、産業、教育、文化、医療、学術研究といった分野で相互協力し、地域の発展と人材育成を図る。目的や連携事項、連携協議会など7項目で合意した。市の抱える課題に対し、信大側は部局横断的に研究、提案していく。濱田学長は「社会課題の解決や新たな創造につながるように」と期待を寄せた。

 信大が自治体と結ぶ包括的連携協定は20件目。

◎写真説明:協定書に調印した牧野市長と濱田学長

  

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