飯田市が埼玉県ふじみ野市と災害時相互応援協定を締結

政治・行政

[ 2010年 6月 21日 月曜日 11時52分 ]

 飯田市は18日、埼玉県ふじみ野市と災害時相互応援協定を締結した。同市の高畑博市長らが来飯。牧野光朗市長と協定書に調印した。中島武津雄飯田市議長と小高時男ふじみ野市議長が立ち会った。飯田市が単独の自治体と同協定を締結するのは、中津川、伊勢、渋谷、多治見、刈谷に続いて6つ目。ふじみ野市は、昨年の山梨県甲斐市に続き2つ目という。

 ふじみ野市は、関東平野の武蔵野台地のほぼ平坦な地に位置し、関東大震災以降はこれまで大きな震災もなく、台風や水害の被害も比較的少なかった。しかし、近年は国内外で毎年のように大きな災害が発生。特に、関東地方では首都直下型地震の発生率は向こう30年以内に70%の確立と言われている。

 同市では一昨年まで県外の市町村と災害時の相互応援協定を締結しておらず、大災害が発生した場合に不安を抱え、協定の必要性を痛感。昨年5月に近隣県の中で同市(人口約10万6800人)と同規模の都市9市(長野県内4市)にアンケートを行ったところ、飯田市より快諾を得て今回の調印に至った。両市は中央道、圏央道、関越道で約4時間の位置にあり、共に被災する恐れは少ないとしている。

 協定内容は、どちらかの市で災害が発生した場合、被災市の要請に応え、応急復旧が円滑に遂行されるよう、物資・機材の提供や職員派遣などの相互の応援体制について定めている。

 調印式で牧野市長は「昭和53年6月に東海地震防災対策強化地域の指定を受け、建物の耐震対策をはじめ防災に対する備えに努めてきた。同規模市との協定締結も進めている。これを契機にあらゆる面においても大いに交流が進むことを祈念する」

 高畑市長は「行政の原点は、市民の命を守ることであると確信している。特に、市民生活への脅威を取り除き、災害に対する備えを徹底することが、私に課せられた大きな使命と肝に銘じている。これをご縁に、観光や様々な面で連携や交流が図れることを楽しみにしている」とそれぞれあいさつした。

  

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