飯田市が美濃市と協定締結、害時相互応援から交流へ

政治・行政

[ 2010年 9月 22日 水曜日 15時59分 ]

 飯田市は21日、「和紙とうだつのまち」美濃市と災害時相互応援協定を締結した。両市は、5月に行われるツアーオブジャパンの開催地であるほか、全国スローライフサミットや東海市長会などで市長が顔を合わせる機会が多く、1年ほど前からどちらからともなく自然発生的に協定の話が持ち上がったという。

 飯田市役所で開いた調印式で、美濃市の石川道政市長は「ツアーオブジャパンで飯田市が先進地としてがんばっている姿を拝見し、ぜひともこういう市と協定を締結し、いろんなことができたらと思っていた。中央自動車道、東海環状自動車道、東海北陸自動車道で2時間以内(160キロ)と近いので大変頼りになる。これを契機に、市民交流が広がることを願っている」とあいさつ。

 牧野光朗市長も「ツアーオブジャパンをきっかけに、協定の締結ができたことを大変うれしく思う。民間の交流が広がるには安心が第一。これを契機にあらゆる面で大いに交流が進むことを願う」と述べた。

 美濃市は、人口約2万3200人、面積117平方キロメートル。岐阜県のほぼ中央に位置し、北は郡上市、東西南部は関市に隣接する。市内を流れる板取川沿いの地区では、1300年以上の歴史と伝統をもつ「美濃和紙」の産地として栄える。江戸時代に領主・金森長近によって築かれた町並みでは、美濃和紙を扱う店が軒を連ね、豪商たちは競って「うだつ」(屋根の両端にある防火壁)を上げたという伝統的建造物や歴史的景観の保存に力を入れている。また、サイクルシティー構想により、自転車を活用したまちづくりを推進している。

 協定は、どちらかの市で災害が発生した場合、被災市の要請に応え、応急復旧が円滑に遂行されるよう、物資・機材の提供や職員派遣などの相互の応援体制を定める内容。

 飯田市は三遠南信地域との相互応援協定のほか、単独で中津川、伊勢、渋谷、多治見、刈谷、ふじみ野と協定締結を進めており、美濃市で7市目となる。美濃市は、東海環状自動車道沿線自治体との協定締結以外では3自治体(揖斐川町、高岡市、大野市)と協定を締結しているのみ。他の自治体との応援協定の必要性を感じていたという。

  

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