飯田市で伊那谷自治体会議開く

政治・行政

[ 2019年 9月 10日 火曜日 15時42分 ]

 リニア中央新幹線の整備効果を広範囲に広げ、地域振興に生かすための方策を検討する「伊那谷自治体会議」(座長・阿部守一知事)は10日、県飯田合同庁舎(飯田市追手町)で開き、リニアバレー構想実現に向けた取り組みとして実現プラン(仮称)を官民連携で作成するなど方向性を確認した。

 3月の前回会議を踏まえたもので、当面はリニアバレー構想の実現に向けて既存団体の取り組みを把握。取り組み主体や活動内容など、具体的な進め方を整理、共有しながら実現プランを作っていく。プランはテーマごと作成。体制が構築されたものから随時活動を開始するとし、リニア開業を見据える。

 新たな施策立案が必要な重要テーマについては自治体会議に専門部会を設置する考え。

 会議は飯田、伊那、駒ケ根市と、上下伊那の広域連合、県関係部局などで構成。この日は首長らが出席し、県庁の阿部知事とはテレビ会議形式でつないだ。

 協議では、リニアバレー構想の具体化に向けて意見交換し、阿部知事は「とにかく前に進めることが重要」とした。事務局側が実現プランのたたき台を示し、テーマ設定を含めた今後の進め方を確認。進ちょく管理やテーマ間の調整を明確にすべきといった意見が出た。三遠南信圏域で進む連携に絡め、阿部知事は県境をまたいだ視点の必要性を指摘した。

 冒頭あいさつで阿部知事は、全庁を挙げて取り組む姿勢を強調し「関係市町村と方向性や問題意識をしっかり共有し、歩調を合わせて進める」と述べた。

 リニアバレー構想は▽国際空港へ1時間でアクセスするグローバル活動拠点▽巨大地震時のバックアップと食料・エネルギーの新しい供給拠点▽高度な都市空間と大自然とが近接した「対流促進圏域」▽世界から人を呼び込む感動フィールド―を目指す姿として描く。

◎写真説明:合同庁舎で開かれた伊那谷自治体会議

  

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