飯田市の沢城湖安全対策事業

政治・行政

[ 2013年 8月 9日 金曜日 9時49分 ]

 飯田市は、同市大瀬木にある農業用温水ため池でレジャー観光にも活用される「沢城湖」の安全対策事業を進めている。すでに水量低減と堤防補強を実施したが、年内にも水を一旦すべて抜き、老朽化した排水設備などの状態を確認。その上で、必要な補修対策を検討し、今後の利活用策についても地元との協議を進めていく。

 市土木課によると、沢城湖の貯水量は7万7000立法メートルで、最深部は8・3メートル。1953(昭和28)―64(同39)年に県営温水施設事業として整備され、現在は市が管理する。湖では釣りやボート、周辺ではキャンプや乗馬といったアウトドアレジャーが楽しめ、一帯には別荘も立ち並ぶ。湖面はスケート場として活用されたこともある。

 市内のため池としては最も大きく、地震時の点検対象となっているが、河川への排水ゲートが適切に機能していないことが判明。増水など緊急時の水位調整ができない恐れがあることから、懸念する下流域の住民らが市に早期の安全対策を求めていた。

 同課は3月に排水ポンプで水位を1メートル下げたほか、7月下旬にかけて堤防の補強工事を実施。盛り土の天板部分の幅を4・2メートルから10メートルに厚くした。

 今後は年度内を目安に水を抜き、排水設備や湖底の状態を確認した上で、必要な補修を検討する。水抜きは下流域への影響が出ないよう、気象状況なども考慮する必要があるといい、実施期間や方法の詳細は試行を経て詰めていく。

 市は地元の水利関係者や伊賀良地区まちづくり委員会などを交えて、農業用施設や観光用施設としての利活用策の協議も進める方針。先月31日の同地区の市政懇談会でも、沢城湖の活用策や周辺整備が課題に挙げられている。

  

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