飯田市・下條村が刈谷市と災害時応援協定

政治・行政

[ 2010年 4月 19日 月曜日 15時36分 ]

 飯田市と下條村は16日、愛知県刈谷市と災害時相互応援協定にそれぞれ調印した。県外の市町村との応援協定の必要性を感じていた刈谷市から、同市の「市民休暇村」がある下條村と、以前から職員間でスポーツ交流がある飯田市に協定締結の申し出があり、今回の調印となった。下條村の伊藤喜平村長は「将来は刈谷市を中心とした地域と南信州広域連合との間で協定を締結したい。今回の調印はその第一歩」とその意義を強調した。

 刈谷市は愛知県のほぼ中央に位置しており、西には名古屋、東には三河湾国定公園が広がる。人口は14万5000人余り。徳川家康の生母於大の方の生家である水野氏が1533年に築城した刈谷城に始まる城下町として発展。現在、市の中央部にはハイテクノロジーを駆使した自動車関連産業の工場が並ぶ一方、市北部の丘陵地には国の天然記念物に指定されているカキツバタ群落で有名な小堤西池や緑豊かな洲原公園など自然環境も守られている。

 刈谷市はこれまで、県外の市町村との災害時の相互応援協定を締結しておらず、県内で大災害が発生した場合に不安を抱えていた。このため、同市とゆかりのある県外の市町村で、車で2時間程度と近く、万が一災害が発生しても、同時に被災する可能性が低く、被災時における応援体制が可能な飯田市と下條村に協定の締結を申し出た。

 協定は、災害が発生した場合、被災市村の要請に応え、応急復旧が円滑に遂行されるよう、物資・機材の提供や職員派遣などの相互の応援体制に関する内容。これにより、災害時における3市村の防災対策の強化が図られるとともに、今後は防災以外でもお互いの市村の交流が期待できるとしている。

 刈谷市役所で行われた調印式で飯田市の牧野光朗市長は「昭和53年6月に東海地震防災対策強化地域の指定を受け、防災に対する備えとして資機材の備蓄対策や地震防災訓練を毎年行ってきた。あわせて、三遠南信地域との相互応援協定や同規模の市との協定締結を進めており、今回5市目(中津川、伊勢、渋谷、多治見)となった。締結をご縁として、万が一に備え相互に連携を図っていきたい。これを契機に産業面でも大いに交流が進むことを願う」とあいさつした。

  

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