飯田市当初予算の理事者査定がスタート

政治・行政

[ 2011年 1月 28日 金曜日 15時02分 ]

 飯田市の2011年度当初予算の理事者査定が27日、スタートした。悲願のリニア中央新幹線飯田駅設置が事実上決まり、南信州広域連合が昨年策定したリニア将来ビジョンを具体化していくために調査研究プロジェクトを新たに盛り込んだ第3次広域計画が4月から施行する運び。リニア駅の位置が最大の焦点となるなか、2期目の後半に入る牧野市政にとっても「正念場中の正念場」の予算編成となる。

 年明けに発表した市長の年頭所感と市政経営の方向で当初予算編成方針を示している。11年度は第5次飯田市基本構想の前期基本計画の最終年度となり、各施策の目標を達成するため、行政評価の提言なども踏まえ、必要な事業を検討し具体化を図るとともに、後期計画を策定するために検討が必要な課題を整理する。

 また、5つの基本方針と10の重点的政策目標に沿って事業の優先度を明確にする。特に、厳しい経済情勢と雇用情勢に対応する事業や市民サービスの向上に資する事業に力点を置く。限られた財源を有効に活用するため、「選択と集中」の観点から事業を絞り込むとともに、「統合的アプローチ」によって事業効果を高める。持続可能な財政運営を継続していくため、行財政改革の推進を通じてムダを省き、簡素で効率的な行政運営を確立する方針だ。

 昨年暮れの要求段階では歳出の要求が430億円を超え、歳入との開きが14億円余となっている。毎年のことながら、厳しい予算編成になることが予想されるが、実効性のある予算を目指し、全庁を挙げて取り組んでいきたい考えだ。

 国の補正予算を受け、緊急経済対策の補正予算編成を当初予算編成と同時並行で進め、2月10日に開催予定の市議会臨時会で議決を得て実施を目指す。特に、新たに措置される地域活性化交付金を活用し、地域の実情に即した事業を実施していくことにしている。

 理事者査定にあたり、牧野市長は「リニア時代を見据えた21世紀型戦略的地域づくりを進めるための第一歩となる予算編成。地域の将来を左右する正念場中の正念場でどのような方向性を出していくかが問われる。私自身にとっても2期目の後半に臨む予算編成となる」とその意義を強調した。理事者査定は2月4日まで断続的に行われ、同月22日に予算が発表される。

  

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