飯田市役所C棟が開庁 市民活動の新たな拠点に

政治・行政

[ 2016年 1月 5日 火曜日 13時11分 ]

 飯田市は4日、約1年にわたる耐震改修工事を先月に終えた市役所C棟(旧庁舎)で業務を開始した。同日朝に玄関前でテープカットを行い、市民活動の新たな拠点施設の門出を祝った。

 開庁式で牧野光朗市長は「時代の要請と市民負託に応えられるよう精進していく。市民により親しまれる安全安心の拠点として、リニア時代の競争にも耐え、市民協働を推進する場として活用したい」と思いを語った。

 C棟は地上3階地下1階建てで延床面積約4600平方メートル。昨年1月に業務を始めた西隣の新庁舎A棟・B棟と同じく防災拠点機能を確保し、バリアフリーを施した。渡り廊下でA棟と接続する。照明のLED化のほか、内装や家具への地元産材活用など環境面にも配慮した。

 C棟1階はイベントや交流の場として休日夜間も利用できる市民スペースをはじめ、旧市5地区の自治振興センターや市消費生活センター、市民協働環境部などを配置した。2、3階は建設部と上下水道局、3階には来庁者も利用できる食堂(18日オープン)を設けた。

 耐震改修前の旧庁舎は1962(昭和37)年の築造で老朽化。市は新庁舎の建設とともに、旧庁舎を耐震改修して活用することで事業費の抑制を図った。耐震改修事業費は約11億円。新庁舎建設費との計は当初予定の約45億円内に収めた。今後はC棟南側の施設の解体や保健センター用の改修工事などを11月を目途に進める。

 市民サロンには無料の無線LANを配備。テーブルや椅子を設け、休憩や交流、展示の場などとして利用できる。開庁時はさっそく同市龍江の高校2年の女子生徒(16)が学習で訪れ「今後も活用したい」と笑顔を見せていた。

 C棟玄関脇には地元の橋南まちづくり委員会の寄付金を活用したポール時計を設置。同委員長の原勉さんは「中心市街地の庁舎として、まちづくりにどう生かすかが大切。地元としても市民サロンなどを上手に活用したい」と話した。

  

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