飯田市議会第3回定例会の一般質問

政治・行政

[ 2013年 9月 5日 木曜日 9時20分 ]

 飯田市議会第3回定例会の一般質問が4日に始まり、午前は3人が登壇した。リニア中央新幹線の県内中間駅の位置付けについて牧野光朗市長は「魅力ある地域を堪能できるための玄関としたい」と説明。詳細の公表が近づく駅予定地にあたる座光寺周辺の史跡を踏まえ「一帯を歴史・文化ゾーンに位置付け、2000年もの歴史をたどれる夢とロマンあふれる場所にしたい」と思いを語った。トップバッターの吉川秋利議員(会派のぞみ)の質問に答えた。一般質問は5日までで、計18人が質問に立つ。

 吉川議員はリニア駅について「県の南の玄関口とされるが、飯田から(東京への新幹線が走る県庁の)長野市までは160キロ、諏訪や松本も山梨の中間駅を使うかもしれない」と指摘。「南信州の駅、自分たちの駅として前向きにとらえるべき」と問うた。

 牧野市長は南北に長い長野県の特徴を踏まえ「リニアで訪れる人々に(南信州の)良い所を見てもらってから、北上するなど周遊的な可能性を考えていく」と答弁。「通過でなく、とどまって魅力を堪能できる地域づくりをしていく。自分たちの問題としてしっかりととらえる」と応じた。

 吉川議員は、JR東海中間駅の予定範囲内にあり、市が7月末に国史跡指定を文部科学省に申請した恒川(ごんが)遺跡群に言及し「古代の役所(付近)に降り立ったという格付けが大事では」「リニア到着の待ち時間に訪れてもらう仕掛けづくりはどうか」などと提案した。

 伊澤宏爾教育長は「一帯を貴重な歴史・文化ゾーンとして守り生かしていく」、牧野市長も「歴史は繰り返すというが、東西の交通の結節、文化の融合の役割がよみがえることにつながれば。独自の景観や歴史文化の財産を生かし、夢とロマンにあふれるものとしたい」と答えた。

 この他、吉川議員は「リニア開通うんぬんに関わらず、危険な空き家対策や交通渋滞の解消など、今すぐ解決すべき課題があるが、どこか『リニアを見据えて』の表現の下、先送りにされていないか。地下水保全の独自調査を進めようとする村もあり、自分たちが何をすべきなのかを地に足を付けて考えるべきでは」などと問題提起した。

  

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