飯田市議会の6月定例会が開会

政治・行政

[ 2015年 6月 3日 水曜日 8時37分 ]

 飯田市議会6月定例会が2日に開会した。市側は初日、国民健康保険拠出金などで総額3億1700万円余を追加する本年度一般会計補正予算案や国保税率の平均5・2%引き上げに伴う条例改正案など8議案を提出した。会期は26日までの25日間。一般質問は12日と15日に予定している。

 議案の提出に先立ち、市側は損害賠償の専決処分や債権放棄など18件を報告し、承認された。議案のうち、人権擁護委員の候補者推薦と千代財産区管理委員の選任にかかる人事2件を即決し、残る6件を委員会に付託した。

 開会あいさつで牧野光朗市長は市政経営の所感を交え、旧飯田工業高校(座光寺)の跡地を活用し「知と産業の集積拠点」とするサイエンスパーク構想の実現に向け、議会や郡市民へ丁寧な情報提供に努めていく姿勢を強調。地方創生のためには「あるべき未来をしっかり構想し、そこから現時点にたどってやるべきことを検討する『未来からの発想』が不可欠」とも述べた。

 三遠南信自動車道の龍江インター(仮称)周辺を候補地に整備を進める市の新産業団地、地域包括ケアシステムの構築、7月に開所する市こども家庭応援センター、本年度から策定作業が本格化する次期総合計画などへの思いも語った。

 中心線測量など建設段階に入ったリニア中央新幹線関連では「建設発生土や水資源などへの対応について、より広い地域で地権者をはじめ関係する皆さんと適時適切に情報を共有しながら、住民生活や自然環境への影響を極力抑え、不安や心配を払拭できるようJR東海や県など関係機関と取り組む」と述べた。

 先月26日にまとまった市のリニア駅周辺整備基本構想案に対しては「目指すべき方向性や考え方を明らかにし、今後の明確な指針を掲げた内容の濃い構想をまとめていただいた」と指摘。基本構想をベースに、より具体的な内容を定める基本計画の策定に向け、引き続きの力添えを願った。

 議案説明のうち、年平均5・2%の引き上げとなる国保税率の引き上げ関連では「2年連続のプラス改定は誠に心苦しい思いだが、今後とも国保事業の保険者として誤りなき対応をしていきたいと考えており、理解と協力を願う」と話した。国保財政の健全化に向け、地道な保健活動や積極的な受診勧奨などに努めるとした。

  

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