飯田市長に牧野氏4選 連続無投票52年ぶり

政治・行政

[ 2016年 10月 12日 水曜日 16時13分 ]

4選で花束を掲げる牧野氏

 任期満了(27日)に伴い9日に告示された飯田市長選は、現職の牧野光朗氏(55)=無所属、八幡町=以外に立候補の届け出はなく、2期連続の無投票での4選が決まった。市選挙管理委員会によると、同市長選の連続無投票は松井卓治氏が3期続けて無投票当選した1964(昭和39)年以来52年ぶりで、93年に上郷町と合併して10万人都市となってからは初。

 牧野氏は当選後の報告会で「地域の将来を左右する時期。リニア中央新幹線や三遠南信道の開通を見据え、着実な歩を進めねばならない。2大交通を、どう活用するかは地域の心得しだい」と強調。「安堵(あんど)している暇はない。もう一度新たなスタートを切り、皆さんと共に地域の将来を切り開く」と決意を新たにした。

 連続無投票については「何でもどうぞの白紙委任とは思っていない。重要な時期の舵取りを託すという市民の意思の表れで、非常に重い」と受け止め「市民と議論を重ね、思いを共有しながら地域づくりを進める」と話した。

 4期目の重要課題に、旧飯田工業高校(座光寺)などを活用して産業振興や地域振興の機能集積を図る「知の拠点」整備を挙げ「方向性をしっかり付け、地方創生のモデルとして発信する」と説明。今後に多くの移転が迫られるリニア関連は「住民の思いをしっかり受け止め、責任ある誤りなき対応をとる」と約束した。

 牧野氏は3月市議会の閉会あいさつで4選出馬を表明。「若者が一度は地域を離れても帰ってくる人材のサイクルを確立し、真の地方創生を実現する」と述べた。8月末の公約発表では、知の拠点やリニア対応をはじめ、子育て支援や高齢者福祉の充実、交流人口の増加、行財政改革の推進などを掲げた。

 過去2回の出馬表明は6月市議会だったが、今回は約3カ月の前倒し。後援会は「選挙戦になる」とみて、支部組織を市内全20地区やさらに細かい単位で構築し、基盤固めを図った。他方、現市政に批判的な政治経済界の関係者や共産党市議団などの「明るい民主市政をつくる会」が対抗馬を模索したが、擁立には至らなかった。

 牧野氏は2004年に新人4人による激戦で初当選。08年は告示2日前に出馬した新人との一騎打ちを制し、4年前の前回12年は36年ぶりの無投票だった。

  

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