飯田市長選挙が告示

政治・行政

[ 2016年 10月 9日 日曜日 13時51分 ]

001市長選

 任期満了(27日)に伴う飯田市長選が9日に告示され、4選を目指す現職の牧野光朗氏(55)=無所属、八幡町=が立候補した。同日正午現在、他に立候補の動きはなく、午後5時の受付締切をもって、牧野候補の2期連続の無投票当選が確実視されている。選挙戦となれば投開票は16日。

 

 4年前の前回の無投票は1976(昭和51)年以来、36年ぶり。過去の市長選では、56(同31)年~64(同39)年の3期連続があるが、93年に上郷町との合併で「10万人都市」になってからの連続無投票は初となる。

 

 牧野候補は午前8時すぎ、鼎西鼎の選対本部事務所前の広場で出陣式に臨んだ。同8時半に関係者が市役所で立候補を届け出た。選挙道具の到着後、同9時すぎから市内全20地区への遊説に繰り出した。

 

 出陣式の第一声で牧野候補は「財政難、人口減少の厳しい時代だが、全国のモデルとなる地域を目指す」と強調。リニア中央新幹線や三遠南信自動車道の開業・全通を見据え「効果をより広域に広げる責務がある。皆さんと共に地域や日本の未来を開いていく」と呼び掛けた。演説開始時の雨がやむと「南信州の思いも天に届き、(将来は)きっと日が差す」と展望した。

 

 水野こはる選対委員長は「市民が一つになり、全国の見本となる舵取りを進めよう」とあいさつ。来賓の古田芙士県議(飯田市区)は「地域づくりの基礎を作る大事な4年間となるが、名刺不要の3期の経験は大きな強み。最大限に力を発揮してほしい」、松島貞治泰阜村長も「中心市が発展してこそ飯田下伊那の発展もある。リーダーとしてさらに活躍を」と激励した。

 

 遊説は鼎地区を皮切りにスタート。旧市5地区から市内南部、竜東方面に向かい、遠山郷を経て北部や西部方面を回った。午後5時までに他に立候補の届け出がなく、無投票が決まった場合、JAみなみ信州鼎支所(鼎中平)で報告会を開く。

 

 牧野候補は3月市議会の閉会あいさつで4選出馬を表明。旧飯田工業高校を活用して航空機などの産業振興を図る「知の拠点」整備をはじめ、低所得者世帯の学校給食費全額補助やUターンの若者への奨学金返還免除の拡大などを公約に掲げた。

 

 8月末の公約発表時は「選挙戦になろうと無投票であろうと、公約をしっかりと打ち出し、市民に示すことが負託に応えること」と話し、今月3日の定例会見時も「課せられた責務の重さに変わりはない」と述べていた。

 

 告示に向けては、共産党市議団などによる「明るい民主市政をつくる会」が届出書類を持ち帰り、候補の擁立を模索したが、1日に正式に断念。これまでに水面下では、現市政に批判的な政治経済界の関係者らが対抗馬を探ったが、立ち消えた。

 

 8日時点の有権者数は8万5118人(男性4万440人、女性4万4678人)。20歳以下は計2819人となっている。

  

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