高校生のやる気を発信 「ちいさな地方創生会議」開く

政治・行政

[ 2018年 9月 3日 月曜日 16時11分 ]

意見交換する高校生ら

 「飯田の高校生はなぜ地域づくりに積極的なのか」という地域外の問いに答えようと、地元高校生が中心になって企画したイベント「ちいさな地方創生会議in信州飯田」(実行委員会主催)が1、2の両日、飯田市内であった。元町の古民家複合施設で開いた1日の集いには、関係者を含め約40人が参加。さまざまな角度から若者による地方創生、住民自治の現状と今後を考えた。

 1部のパネルディスカッションでは高校生ら5組が、情報誌の発行や投票率向上運動、地域人教育など、高校生による地域づくりの事例を紹介。ネット中継で思いを発信した。

 このうち飯田高校2年の今村隼士(しゅんし)さん(17)は、現状は「うまく結び付いていない」と感じる地域の魅力をつなぐ地域商社を立ち上げる構想「Iida awesome project(イイダオーサムプロジェクト)」を発表した。

 利害関係から遠い高校生が主導することで「魅力と魅力が壁を越えてつながれる」とし「誰もしたことのないことを高校生がやろうとしている。一生懸命な人が年齢を問わずつながれるのが飯田下伊那の魅力ではないか」と話した。

 東大法学部から財務省に進み、現在は仮想通貨ベンチャーに可能性を見出す山内絢人(けんと)さん(30)=飯田市出身=もビデオ通話を利用して参加し「飯田の高校生はすごい」と評価。「いい大学に入ることがゴールでなく、死ぬまでにいかに世の中に良い影響を与えられるかが重要。私も協力したい」とエールを送った。

 続くトークセッションでは高校生、飯田出身の大学生、佐藤健副市長、総務省地域力創造グループの田中佑典さん、PC・ITエバンジェリストの佐々木博さん、週休いつかの新海健太郎さんの6人で意見交換した。

 農泊で生まれる関係人口、密接な人間関係がある強み、ムトス精神、「信頼資本」「計画的偶発性」「場当たり力」などが飯田の特徴として話題に上がり「自分たちの楽しさを発信していけば『飯田に行っていいですか』という流れができる。話の続きを各コミュニティーでしてほしい」とまとめた。

 1日の集いには社会人、行政関係者も出席。第2部の焼き肉交流会は郊外で開き、2日のまち歩きツアーでは市街地を訪れた。

  

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