高森町がラウンドアバウト導入を計画

政治・行政

[ 2018年 10月 26日 金曜日 15時27分 ]

ラウンドアバウトの計画地

 高森町は、天竜川に架かる明神橋西の交差点(下市田)に、信号機のないラウンドアバウト(環状交差点)の導入を計画する。信号機を必要としない交差点で、車は中心にあるドーナツ状の道を徐行しながら時計回りに一方通行する。車の滞留や重大な事故発生の抑制などが期待される。

 設置地点は、県道と2つの町道が交わる変形交差点。信号機がなく交差するタイミングをつかむのが難しく、人身事故や物損事故がたびたび起きている。交通量は1日約1万4000台。

 町は町道の改良計画とあわせ、安全対策として導入を計画している。直径30メートルで、外周をドーナツ状に巡る道から接続する道路が延びる。交差点入り口の計4カ所には専用の標識を設置する。

 町建設課によると、地元要望を踏まえて2014(平成26)年から検討し、16年度に事業化となった。本年度は用地測量に入り、来年度に工事着手する予定。20年度の利用開始を目指す。総事業費は町道改良を含め全体で約2億3000万円。

 環状交差点は、2014年施行の道路交通法改正で導入が始まった。複数の道路を環状の通行帯で接続し、車両は右回りの一方通行。環状内の車が優先され、進入する車は徐行が必要となる。

 渋滞や重大事故が起きにくいとされる。信号機が不要なため設置費用がかからず、電力節減などのメリットもある。

 同課の野沢稔課長は「通行するドライバーに当初は違和感があっても、馴染めば安全に通行していただけるのではないかと期待する」と話した。

  

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