高森町が県外3町で研修視察

政治・行政

[ 2014年 8月 14日 木曜日 8時12分 ]

 高森町はこのほど、県外の研修視察で鳥取県南部町、島根県邑南町と災害時における相互応援協定を結んでいる和歌山県高野町を訪れた。「日本一の子育て村」を目指す邑南町の取り組みを見たり、南部町では独自に進める地域づくりなどを聞き今後の参考にした。

 熊谷元尋町長と職員5人が2泊3日の日程で3町を視察した。

 南部町では地域協議会による地域づくりを主に聞いた。同町は2007年に地域振興区の設置等に関する条例を制定。地域課題を解決し、多様な地域活動を推進する住民組織「地域振興協議会」が各地で発足している。町は同協議会の事業を財政的、人的に支援。少子高齢化という急速な時代の変化により、集落の担い手不足や集落機能・地域活動の維持の難しさに直面―といった社会状況の変化にも対応している。熊谷町長は「時代に即した自治組織のあり方を学ぶ良い機会になった」と振り返った。

 邑南町は「A級グルメ」と「日本一の子育て村」を打ち出し、若い世代の定住を目指している。島根県中部に位置し、人口は約1万2000人。中学卒業まで子どもの医療費無料、2人目から保育料無料などを取り入れ、福祉、医療、教育の多面から子育て世代をサポートしている。

 また町内で生産される良質な農畜産物を素材にした食を通じて産業の活性化を図る。観光協会直営のイタリアンレストラン「素材香房 ajikura」では生産と加工、販売を一体的に行う6次産業を具体化。石見和牛やキャビアといった高級食材の希少価値に注目し、“A級グルメ”の触れ込みで地域おこしに大きな成果を上げている。

 熊谷町長は「都市部から離れた同規模の町とあって共通する課題は多い。その中でもアイデアから町おこしにつなげ、成功例を聞くことができた。今後のまちづくりの参考にしたい」と話した。

  

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