高森町の蘭ミュージアムの有効活用を考える検討委員会の初会合開く

政治・行政

[ 2010年 3月 20日 土曜日 8時32分 ]

 高森町が休園と植物処分の方針を決めている町ラン植物園「蘭ミュージアム・高森」の施設、土地の有効活用を考える検討委員会の初会合が18日、町役場で開かれた。植物園周辺の住民、農家、主婦、商工会関係者に加え、公募委員5人を含む15人で構成。今後1年間にわたって調査、研究し、町への提言をまとめる。

 初回は町側が、休園までの経緯や施設の概要を説明した。委員会要綱も決めた。

 町担当者によると、2万2000平方メートルの敷地内には本館、観賞温室、栽培温室、売店の各施設がある。

 2002(平成14)年に年間7万人以上の入園者を見込み開園したが、初年度の4万9000人が最多。年々減り続け、08年度は2万人を割った。支出が収入を大きく上回り、町は毎年5000万円ほど負担し続けた。「当初予定していた隣接地への民間企業の進出が中止になり、さらに長引く景気の低迷によってランの花の需要が減少するなど厳しい状況が続いたため」(熊谷元尋町長)。

 ラン植物園のあり方を考える検討委員会や住民の意見を踏まえ、町は08年に原種など2万株のうち1万5000株を沖縄県の海洋博記念公園管理財団に寄託した。また、経営改善を目指し08、09年度に町内の業者を指定管理者に充てる議案を町議会に2度提出したが、ともに否決された。

 冒頭あいさつに立った熊谷町長は「町民の関心の高い課題であると同時に難しい問題。この施設が将来にわたって町民益につながる活用法を検討いただきたい」と述べた。

 委員会は原則公開で、月に2度ほどずつ開催。4月上旬の次回会合では現在休止している植物園を視察するという。

 委員長に前農業委員会長の清水誠さん(59)を互選した。清水さんを除く委員は次の皆さん。任期は来年3月末まで。

 原弘志、野沢範好、山崎房人、北城勇、中塚功二、寺沢茂子、中塚のり子、原田明美、青山洋子、岡田幸人、久保田昌幸、江崎友子、滝沢豊子、松村美雪

  

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