龍江に「シャルルヴィル通り」 飯田市が友好30周年で答礼

政治・行政

[ 2017年 12月 19日 火曜日 15時53分 ]

「シャルルヴィル・メジエール通り」となる天龍峡八重桜街道(飯田市龍江で)

 飯田市は19日、人形劇を通じた友好都市として来年に交流30周年を迎え、「飯田通り」があるフランスのシャルルヴィル・メジエール市への答礼として、龍江地区の天竜川左岸沿い市道を「シャルルヴィル・メジエール通り」に命名すると発表した。市議会全員協議会で伝えた。

 「天龍峡八重桜街道」とも呼ばれる約2キロ区間で、フランス語と日本語による名称看板を配置する。飯田市を会場に開かれ、シ市のボリス・ラビニョン市長も来訪を予定する来年8月の世界人形劇フェスティバルまでに整備する。

 選定理由として、市文化会館は▽市が交流拠点に位置付ける天龍峡に隣接し、春には200本もの八重桜が咲き誇る観光スポットであること▽300年以上にわたる龍江地区の国選択無形民俗文化財「今田人形浄瑠璃」が、1991年にシ市で開かれた世界人形劇フェスティバルで公演するなどの縁があること―を挙げた。

 答礼ではこのほか、市役所庁舎C棟(大久保町)1階にシ市との友好関係を紹介するプレートを設置。飯田人形劇場(高羽町)の入口にも同様の表示を設ける。新年度予算案に関連事業費を計上する。

 両市は1988(昭和63)年に友好関係を結んだ。シ市は2011年、中心市街地から1キロほど離れた再開発地区内の約600メートルを「飯田通り(Rue de Iida)」と命名。市庁舎には飯田市が贈ったLED灯を展示し、飯田を紹介している。

 来年は友好都市の締結から30年にあたり、8月には世界人形劇フェスやシ市に事務局が置かれているAVIAMA(人形劇の友・友好都市国際協会)の総会も飯田市内で開かれる。記念の節目に合わせ、シ市との友好関係の「見える化」を求める市議会からの要請も受け、市が答礼に向けた内容を検討していた。

 八重桜街道については、龍江地域づくり委員会が候補地として市に提案。経緯に関わった今田人形保存会の吉澤健会長(82)は「飯田とフェスタ、今田人形、街道を世界に押し出したいと願って提案させてもらっただけに、大変うれしく、ありがたい」と話した。

  

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