3県の知事が懇談会開く

政治・行政

[ 2013年 11月 15日 金曜日 9時19分 ]

3県知事懇談 長野、山梨、岐阜3県の知事による懇談会が14日、諏訪市のホテルで開かれ、リニア中央新幹線を生かした地域づくりなどについて意見交換した。アクセス道の整備や建設残土処理、広域観光の促進など共通課題に対処するため、3県の担当者が定期的に意見交換する場を設置する方向で一致。長野の阿部守一知事は「3県が連携を密にしながら、協働歩調をとっていきたい」と強調した。

 

 山梨で中央内陸圏構想について意見交換した2001年以来12年ぶり。長野の阿部知事、山梨の横内正明知事、岐阜の古田肇知事がテーブルを囲み、▽リニアを生かした地域づくり▽経済交流・広域観光促進のための高規格幹線道路の整備▽広域連携による観光振興―をテーマに懇談した。

 

 リニアについて阿部知事は、3県の駅が30分圏内で結ばれるとし、「外の人は3県を一体的エリアとして捉える」と指摘。「3県の連携を密にしながら協働歩調をとることが重要」と訴え、▽エリア全体の魅力向上▽利用者拡大や県境を越えた広域交流の促進▽JR東海との協議・調整、国への要望―を共通課題として挙げた。

 

 2県に対しては、「長野からの利用者もかなりの数になる。長野県とのアクセスの視点も入れてほしい」と要望した。

 

 岐阜の古田知事は、中津川市に設置する駅を「岐阜県の東の玄関口」と位置付け、「山梨、長野とのつながりを意識しながら考えている」と強調。共通課題としてアクセス道の充実、広域観光、在来線との連絡などを挙げ、担当者間による定期的な意見交換の開催が必要とした。

 

 山梨の横内知事は、明かり区間に設置する防音・防災フードについて、透明化を求める県民の声が強いとして「JR東海に強く要請している」と説明。駅周辺整備は多額の経費がかかるとし、「国に対し、共同で社会資本整備総合交付金の重点配分などを求めることができれば」と思いを語った。

 

 阿部、古田知事が求めた3県担当者の意見交換の場の設置にも同意し、「連携して共通課題に取り組みたい」とした。

 

 広域観光については、阿部知事が「山岳観光」をキーワードに連携を提案。世界水準の滞在型観光地づくりを戦略的に進めている概要を伝え、山梨の富士山や岐阜の奥飛騨などを例に「連携することで相乗効果を出せる。これを機会に3県の山岳観光の魅力の効果的な発信を共同で検討していきたい」とした。

 

 古田知事も連携の重要性を指摘。「富士山の世界文化遺産登録や14年の北陸新幹線開業は東南アジアからの旅行客拡大の好機」とし、3県を周遊する観光ルートの造成や、山を全面に出した共同の誘客活動を課題に挙げた。

 

 横内知事も「山岳観光を一緒に推進することは大切。3県で一緒に新ゴールデンルートを練り、東南アジアの旅行者を呼び込みたい」と思いを語った。

  

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