5期目へ重点政策10項目

政治・行政

[ 2020年 8月 26日 水曜日 15時10分 ]

 10月11日告示、18日投開票の日程で行う飯田市長選で、5選を目指す現職の牧野光朗氏(58)=無所属、八幡町=が26日、マニフェスト(選挙公約)を発表した。1期目から掲げる安心安全の地域づくり、産業振興、子育て支援(人材育成)を柱に据え、重点政策は10項目。会見では構想力、実行力、固い信念を強調。リニア・三遠南信道時代に向けた「次の飯田」を構想し、絵姿を実現するとした。

 牧野氏は継続と挑戦の観点を強調し、コロナ禍を踏まえると「変化に対応できる飯田市にする」と主張した。

 「市民の命と暮らしを守ることが最重要課題」と捉え、安心安全の地域づくりを1番目に据えた。コロナ対応では無症状の人も必要に応じて容易に検査が受けられる体制を構築するとし、インフルエンザとの同時流行にも備える考え。

 子育て支援では児童クラブに触れ、対象を小学6年まで拡大するための組織体制をつくるとした。

 教育関連では中学校区の在り方に言及し、次の飯田にふさわしい在り方に道筋を付けるとした。

 観光関連では飯田下伊那地域全体の観光推進主体として「南信州広域観光機構(仮称)」を立ち上げ、SDGs(持続可能な開発目標)に絡めて「SDGs南信州ツーリズム」の確立を目指すとした。

 リニア・三遠南信道時代に向け、さまざまな事業を進めるには「行財政改革は不可欠」と指摘。行政サービスのデジタル化による業務改革を進めることでコストを削減し、踏み込んだ公共施設のマネジメントをすることで「地域の将来の絵姿を確かなもにする」と加えた。

 コロナ禍の経済危機に対応しながら、次世代につけを回さない財政運営を維持していく一方、リニア・三遠南信道時代を見据えたインフラ整備や安全安心の地域づくりには「市役所の組織体制を強化する必要がある」とも。具体例として副市長2人体制を挙げ、経済財政担当の副市長を任命し難局を乗り切るとした。

 牧野氏は新人4人による2004年の市長選に勝って初当選し、08年は現新の一騎打ちを制して再選を果たしている。12年の前々回と16年の前回は無投票。

 市長選を巡っては、新人で前副市長の佐藤健氏(52)=無所属、鼎名古熊=も立候補を表明。来月をめどに選挙公約を発表する見通し。

重点政策10項目

①新型コロナ対策をはじめ医療、防災、福祉など安心・安全の地域づくり
②出産、子育て、教育環境を充実させ、世界的視野を持つ若者の育成
③農林、製造、観光産業の再生・振興を図り、それを担う人材の育成
④ムトスの精神による地域自治を推進
⑤市民主体の文化・スポーツの振興を図り、伝統文化・文化財を保護、継承
⑥飯田らしい「環境のまち」づくりを推進
⑦リニア・三遠南信道時代を見据えた街中のにぎわいづくり
⑧リニア駅周辺の整備を着実に進め、スマートシティエリアを創出
⑨三遠南信道とリニア駅への道路ネットワークを整備、促進
⑩行財政改革として事務事業を見直し、持続可能な市財政を維持

◎写真説明:マニフェストを発表する牧野氏(後援会事務所)

  

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