「地元を全般に知って」飯田職安協会が企業説明会

社会

[ 2009年 11月 27日 金曜日 15時28分 ]

 厳しい雇用情勢の中で、地元就職を希望する高校生を1人でも多く採用しようと、飯田職業安定協会(会長・宮島八束飯田商工会議所会頭)は25日、飯田下伊那の高校や短大などの進路指導担当者を対象とした企業説明会を、同市東栄町の勤労者福祉センターで開いた。ことしで4回目を数えるが、今回は昨年秋以降の景気低迷で来春卒業予定の高校生に対する企業の求人が10月末現在、約250人と昨年同期(約440人)に比べ約4割減少。就職を希望する高校生約300人のうち約80人が決まっていない中での開催となった。

 説明会には、飯伊にある11の高校、短大、専門学校の進路指導担当者19人が参加。同協会が毎回各分野から順番で依頼している企業4社と1団体が参加した。同協会総務部会の岡田宏部会長(旭松食品)は「高校などの進路指導担当者に地元を全般に知ってもらうことが必要。こういう場を設けて出てきてもらうことで子どもたちの就職の場を増やしていきたい。地元企業も上手にPRし、1人でも多く採用していきたい」とあいさつした。

 各企業は20分以内でことしの採用実績や、求める人物像、会社案内などを説明。KOA匠の里の担当者は、学生に望むこととして▽心を込めたあいさつをする▽夢や志を持って努力する▽視野を広く持つ▽感謝の気持ちを持てる―を挙げながら「飯田に戻ってらっしゃい」とPRした。

 同社では06年から09年まで毎年30~40人の採用を継続しており、10年も35人を予定している。「世界同時不況の荒波を受けているが、景気は2月に底を打ち、徐々に受注も戻ってきている。日々の改善と原価低減によって採用を継続したい」と語った。

 また、かぶちゃん農園の担当者は「昨年1人、ことし5人を採用した。来年4月は高卒6人、大学・短大卒5人の計11人が入社する予定。来年度はこれから人事計画を練っていくが、基本的に10人ぐらいで推移していく。若い企業なので企業文化や社風がかたまっていない。新卒を入れてお力添えをいただきたい」と説明。

 求める人物像について「農業や食へのこだわりを重視する。全国から大勢のお客様を案内するので、飯田市の歴史や文化、市田柿などを質問されても答えられるよう、地元をよく知っていることも必要。ベンチャー企業なので安定を求める人はきつい」などと語った。

 説明会に出席した長野県飯田技術専門校の鎌倉忠一さんは「自動車整備科は修了生の半分以上が決まっているが、木造建築科は3分の2近くがまだ決まっていない。今日は長野県建設業協会飯田支部の話を聞きたいと思って参加した。いろいろな地元企業の内容も初めて知ることができ、来てよかった」と話していた。

  

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