「大卒繰り下げに対応を」 飯田で求人手続き説明会

社会

[ 2015年 4月 27日 月曜日 12時26分 ]

 2016年3月新規学卒者の求人をめぐり企業を対象にした説明会が24日、飯田市上郷別府の南信州・飯田産業センターであった。飯田下伊那地域の事業所から約130人の人事担当者が出席。本年度から大学生を対象にした採用選考が昨年度より4カ月繰り下げられて8月1日に解禁されることから、主催した飯田公共職業安定所は選考活動時期の徹底を呼び掛けた。

 大学生の就職活動については、日本経済団体連合会が昨年9月、本分の学業に専念する時間を確保することが必要とし、採用選考活動を遅らせる指針を発表。厚生労働省は本年度から、大学生を対象にした選考の広報活動開始を3カ月、選考開始日を4カ月繰り下げる変更を行い、周知を図っている。

 中学、高校生を対象にした選考スケジュールに変更はない。

 説明会では、職安の担当者が本年度の求人スケジュールを図示し、大学生が8月1日選考開始、10月1日採用内定開始、高校生が7月1日求人公開、9月5日推薦開始、9月16日選考開始―などの日程を伝えた。

 公正な採用選考の基本的な考え方も確認し、▽本籍地・出生地▽家族▽住居▽生活・家庭環境▽宗教▽支持政党▽人生観・生活信条▽尊敬する人物▽思想▽労働組合・学生・社会運動▽購読紙―など就職差別につながる14項目を挙げた。

 「面接の際、学生をリラックスさせるために家族の職業を聞いてしまう事例があるが、悪気がなくても偏見、差別につながる」と指摘。職務に対する適正や能力のみを基準とするよう指導し、「レポートや作文などを課す場合にも徹底を」と重ねて呼び掛けた。

 高校生の採用選考については、採否決定の早期通知や多面的な判断につなげるための面接実施などを求めた。

 職安のまとめによると、飯田下伊那地域の高校生の就職内定率は2月末現在、前年同期を1・3ポイント下回る96・9%。地元企業への就職希望者は前年同期を26人上回る392人、求人受理数は84人増の510人で、ともに過去6年間では最多となっている。

 同現在までの内定者は前年同期を30人上回る380人。

  

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