「7200円目安 適正な要求を」 連合飯田が春闘開始宣言

社会

[ 2011年 2月 10日 木曜日 15時47分 ]

 連合長野飯田地域協議会(中島修司議長)は8日夜、「2011年春季生活闘争 開始集会」を飯田市上郷別府の飯伊地域地場産業振興センターで開いた。構成単組の代表ら約100人が参加し、賃金カーブ維持分と賃金改善分で計7200円以上を目安に適正な配分を要求することを確認。「すべての労働者の処遇改善で分配のゆがみと格差を是正し、デフレ脱却・経済の活性化を図ろう」のスローガンの下、連帯を強めた。

 冒頭あいさつで後藤武志副議長は、政治不安や国内収入の低下、財政赤字の拡大などを挙げ「負のスパイラルが始まっており、労働者の生産性を上げるための賃金配分が経営者にとって最も重要のはず」と指摘。閉塞感の打破やデフレからの脱却、希望と安心の社会づくりへの一歩を踏み出すよう求めた。

 さらには「やみくもに賃金を上げてくれの時代は終わった」と話し、根拠に基づく労使交渉を要望。「この集会を組合員それぞれが経済状況を認識し、将来を見据え、生活をどうするべきかを考える機会にしてほしい。底辺をレベルアップさせて地域を元気にしよう」と呼び掛けた。

 4月の県議選の対応をめぐっては、すでに飯田市区の現職、小島康晴氏の推薦が決まったことを伝え「そのほかについては、2月中旬に一定の方針を示したい。全国で議会不信が叫ばれる中、我々の代弁者を送り出すため、冷静かつ積極的な参画を願う」と話した。

 今季春闘方針の説明では「賃金の適正配分」が強調された。県内中小企業の賃金水準は受注減や単価切り下げなどで09年度に大きく低下し、ゆがみが生じたが、昨年度だけでは回復していないことを踏まえ「今季春闘では賃金カーブを維持するだけではなく、引き上げに取り組まねばならない」とした。

 賃金カーブの算定が困難な組合の具体的な要求目安は7200円以上。賃金カーブ維持分で4600円とする根拠は、連合長野の個人別賃金調査のうち、「企業規模300人未満の男性」の1歳あたりの平均年齢間差の4605円に基づく。また、賃金改善分の2600円は、このグループの平均賃金約26万円の1%で算出した。

 このほかの主な重点項目は▽非正規労働者の労働条件改善▽男女間の賃金格差の是正と男女雇用機会均等法の定着・点検▽ワーク・ライフ・バランスの実現▽ワークルール―への取り組みなどを挙げた。

 採択した「闘争開始宣言」では「賃金低下が価格に連鎖する新しい形のデフレにもかかわらず、経営側は本質を理解せず人件費抑制の姿勢を崩そうとしない」と批判。「労働条件の復元、格差の是正」「働くことを軸とする安心社会」の実現を目指し、すべての労働者の輪を広げることを盛り込んだ。

  

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