おひさま0円システムの募集に大反響

社会

[ 2010年 2月 4日 木曜日 8時45分 ]

 飯田市が住宅用太陽光発電の普及とエネルギーの地産地消をさらに推進するため、おひさま進歩エネルギー、飯田信用金庫と協働で全国で初めて構築した「おひさま0円システム」の募集が先月末で締め切られ、募集枠30件に64件の申し込みがあった。資料請求のあった110件のうち半数以上から申し込みがあり、競争率は2・1倍に達した。条件に合う個人宅を選定するための審査が3日から始まったが、反響の大きさにおひさま進歩の原亮弘社長は「来年度はしくみをもう少し改善しながら、ぜひ取り組んでいきたい」と話していた。

 資料請求のあった110件を地区別にみると、松尾18件、伊賀良13件、竜丘、上郷が各11件、鼎10件と世帯数が多く日照時間に恵まれ高い建物の少ない地区が多かった。申し込みのあった64件では、松尾が16件と圧倒的に多く、竜丘、上郷、羽場が各5件、伊賀良、鼎が各4件だった。

 予想を上回る申し込みについて、同社では「200万円以上かかる太陽光発電の設置に資金を調達してまで踏み込めなかった人たちに、設置費用0円のしくみを提供したことで設置してみようという動機づけになった」と分析。「設置したいという気持ちが今回のしくみによって広がることがわかった」としている。

 今年度の募集枠は30件に限定したが、原社長は「来年度できるかどうか別として、しくみをもう少し改善しながら、関係機関の理解を得てぜひ取り組んでいきたい」と強調。改善点について「3・5キロワットだけでなく、4キロワット、3キロワットのパッケージも増やしたい。また、今回は市民出資のしくみを入れられなかった。条件が合わず設置できない人も出資することで事業に参加するしくみになっていけば、環境モデル都市にふさわしい緑の分権改革につながる」と説明した。

 選考にあたっては「屋根材によって費用のかかり方が違うので、パッケージに合う屋根を優先したい。屋根の向きによっても効率が違うが、だめという意味ではない」とした。

 条件に強く合致する30件に選定されると、今月中旬から3月までにパネルを設置した後、中電との売電の連係を行い、工事完了はおおよそ3月から5月までを予定している。

  

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