かぶちゃん人員整理に伴う緊急面接会に209人

社会

[ 2011年 3月 9日 水曜日 15時21分 ]

 低迷する雇用情勢や飯田市川路の農産物通信販売「かぶちゃん農園」が130人規模の人員を削減したことを受け、飯田公共職業安定所(高野元良所長)は7日、飯田市上郷別府の飯伊地場産業センターで緊急就職面接会を開いた。同社の離職者を含む参加者は209人で、対する参加企業は過去最大規模の52社、求人数は245人に上った。希望職種と求人内容のかい離も見られたが、事態改善に協力しようとする地元企業の姿勢が際立った。

 参加者のうち、かぶちゃん農園の離職者は36人。ほか、倒産や事業改善に伴う人員整理で離職した人や就職がまだ決まっていない高校生や大学生の姿もあった。

 企業は製造、食品、医療・福祉、建設などの52社。132人に上ったかぶちゃん農園の人員整理を受けて、予定外の求人を提出した企業も多く、ここ数年では最大規模になった。245人の求人数のうち、正社員が110人、パートが60人などだった。

 参加者たちは、各企業の概要が記された案内書を手引きに、希望する職種や就業形態などを踏まえて目当ての企業ブースを次々とめぐり、担当者から業務の内容や採用計画、待遇などの説明を受けた。

 かぶちゃん農園の元従業員の女性(30代)は「予想以上にたくさんの求人があって驚いたが、経験を生かせる業種が見つからない」と声を漏らした。「それでも、離職するかの判断を迷っていた時期よりは、前を見つめられる分、気持ちが楽。参加している同僚たちも同じだと思う」と話した。

 飯伊では同社を含めて複数の企業が人員整理を進めたため、離職者数が増大している。テーブルを並べた企業の中には、厳しい経済環境下ながらも事態改善を願って求人増に踏み切る企業もあった。

 市内の食品メーカーの担当者は「大量の離職者が出たと聞き、1人でも2人でも採用できればと思い参加した。職種のミスマッチもあるようだが、良い人材を確保できれば」と語った。

 飯田職安は、今後も窓口などでの個別対応を通じて離職者の早期就職を支援。関係機関に対しては情報共有や雇用奨励金の活用促進などを求めている。

 高野所長は「1人でも多くの離職者が、1日でも早く再就職できるよう、引き続き取り組んでいく」と話していた。

 職安によると、かぶちゃん農園の離職者はグループ会社も含めて132人に上り、全員が5日までに離職している。うち、同職安が把握している再就職決定者は17人(7日現在)にとどまっている。

  

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