ふるさと就職ガイダンス、氷河期の学生ら決意の船出

社会

[ 2010年 2月 6日 土曜日 13時51分 ]

 来年3月卒業予定の大学生、短大生、専門学校生を対象とした「南信州飯田ふるさと就職ガイダンス2011」が5日、飯田市育良町のシルクプラザで開かれ、100人を超える学生たちが地元企業34社の担当者と個別面談した。飯田職業安定協会(宮島八束会長)が主催。経済情勢の悪化で参加企業が数を減らすなか、学生たちは危機感を募らせて会場を奔走した。

 4月の就職活動解禁を前に、企業、学生の双方に備えてもらおうと同協会が4年前からこの時期に開いている。

 34社がテーブルを並べた会場では、スーツ姿の学生たちが続々と面談の席に着き、順番で事業内容や採用計画などについて担当者から説明を受けた。

 古里の企業の実態を知ることができる貴重な機会とあって、県外の大学に通う地元出身者の姿が多かった。

 経済情勢の厳しさから参加企業が前年より16社減る一方、学生の数は増加。雇用情勢の悪化を肌身で感じているという名古屋の大学生は「都市部でも飯田でも状況は厳しい。希望職種にこだわってばかりはいられないかもしれない」と話した。

 会場では特別相談コーナーの「公務員ブース」「福祉専門ブース」も設けられ、専門家が質問や相談に応じた。

 同協会事務局は「厳しい時期だが、地元企業にとっては優秀な人材を獲得するチャンス。大勢の学生に古里に戻っていただき、地域づくり、産業振興に貢献してもらいたい」としている。

  

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