ナチュラルアースまつかわが総会開く

社会

[ 2010年 3月 17日 水曜日 8時32分 ]

 ウシのし尿を液肥化し農作物を育てるなど、循環型農業を実践する松川町の「ナチュラルアースまつかわ」は15日夜、2010年度総会を町中央公民館で開き、施用基準を設けるなど新たな方針を決めた。酵素液肥の製造と販売を手掛け3年目。メンバーは2年間の実績を自信に、人と自然にやさしい夢ある農業を広げよう―と張り切っている。

 飼養頭数約50頭の酪農家、橋場龍司さん(43)=生田中山=方に、バイオ酵素によってウシのし尿を液肥にできる「バイオ酵素プラント」を県補助金や中古の酒だるを使って手作りし、07年に稼動。08年1月に、町農業委員や橋場さんら6人で会を立ち上げた。

 そこで作った液肥を「NH―1酵素液肥」と名付け、会員が果樹をはじめ水田、花きといった農作物の栽培に利用している。

 1日約700リットルの液肥を製造し、貯留槽に貯水。会員はそれぞれ必要に応じて給水する仕組み。液肥はバイオ酵素によって無臭という。

 循環型によって、土壌環境改善や農産物の低コストを実現しただけでなく▽作物の生育促進▽減科学肥料▽減農薬▽食味向上―などの効果も。昨年、モモの栽培に利用した果樹農家は「糖度がぐっと上がり、日持ちも良くなった」と喜んだ。農産物の安全安心のPRにも役立っている。

 3年目を迎え、会員は町外も含め96人に膨らんだ。昨年の実績によると、NH―1を約25万リットル生産し、うち約6万8000リットルを使用した。

 まだまだ活動は浅いものの口コミで広がり、昨年は全国各地から100人近くが視察に訪れた。

 NH―1を手探りで使用してきたため、今年度は2年間の実績を踏まえ、液肥の施用基準を作成する方針。会員も120から150人に増やし、液肥を一層広めていく考えだ。

 総会で小原健会長は「当初は半信半疑だったが、進めてきて良かった。すばらしい成果も出ており、活動の輪をどんどん広げていきたい」とあいさつ。新年度の活動計画や予算を承認した。

 NH―1の使用料は会員1リットル4円で、会員以外は同30円。新規会員を募っており、問い合わせ、申し込みは橋場さん(携帯電話090・3455・9201)へ。

  

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