パーソナル・サポート・センターが飯田に拠点開設目指す

社会

[ 2012年 2月 1日 水曜日 9時57分 ]

 様々な問題を抱える人たちの就労や社会生活を個別、継続的に支援する「ながのパーソナル・サポート・センター」(美谷島越子センター長)は、南信の拠点となる飯田サテライトの設置を目指し、準備を進めている。4月の開設に向け、30日はNPOや社会福祉協議会などを対象にした事業説明会を同市丸山町の飯田労働会館で開き、事業への理解と協力を呼び掛けた。

 国のモデル事業でもあるパーソナル・サポート・サービスは、失業や多重債務、引きこもりなど様々な問題を抱える人たちの就職や生活の自立に向け、パーソナル・サポーター(PS)が伴走型で支援することが特徴。PSはつなぎの役割も担い、行政や社協、NPO・市民団体など幅広い機関と連携して継続的な支援を行う。

 県から事業を委託された県労働者福祉協議会が昨年4月に長野市に同センターを、同6月に松本と上田の両市にサテライトを開設。南信地域からの相談は主に松本が担っているが、より身近な場所への開設を望む声が出ていた。

 説明会で美谷島センター長は、昨年12月末までの事業状況を報告。支援・相談数延べ4007件の内容は▽就職▽衣食住の欠如▽メンタルヘルス関係▽家族関係▽多重債務―など多岐にわたり、複合的な事例も多いことを伝え「特に既存の制度の狭間に沈み、社会で孤立している人たちを救うための事業」と説明した。

 県労福協南信ブロックの原泰彦理事や飯田地区労福協の塚平裕会長は「個別の支援機関では対応が難しい事例が増えており、ネットワークによる協力が不可欠」「地域の力を結集し、困っている人たちを支えたい」と話した。

 飯田サテライトの開設場所は同市高羽町の「旧ろうきん飯田支店」を予定する。すでに1月から、松本サテライトの飯田相談所の位置付けで、労福協の就職相談とも併設で活用を始めている。

 同センターは他地区の相談拠点と同様、ハローワークや県の現地機関、市町村、経営者団体、NPOやボランティア団体、専門家など事業賛同者らでつくる連絡会を3月28日に立ち上げる方針。アシスタントのPSなどスタッフ体制の整備も進める。

  

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