ピアゴ飯田駅前店閉店へ 今秋 将来の採算見込めず

社会

[ 2018年 4月 6日 金曜日 16時23分 ]

今秋の閉店が明らかになったピアゴ飯田駅前店

 総合小売事業のユニー・ファミリーマートホールディングス(東京)は5日、飯田市東和町の総合スーパー「ピアゴ飯田駅前店」を、今秋閉店することを明らかにした。閉店の理由について同社は「現状不採算店舗であり、建物の老朽化など、将来の採算性も見込めないため」とした。閉店後の後利用については未定としている。

 同店は1974(昭和49)年、「ユニー飯田駅前店」としてオープン。2003年に「ジョイマートユニー飯田駅前店」に店名を変更し、09年から現在の店名になった。

 地下1階、地上5階立てで、延べ床面積は約1万4000平方メートル。直営店とテナント10店舗が入り、生鮮食料品や衣料品、インテリアに日用雑貨など、幅広い商品を扱う中心市街地唯一の総合スーパーとして、地元住民をはじめ、高校生ら飯田駅の利用者らに親しまれてきた。

 閉店の決定に地元地域からは「高齢者を中心に買い物困難者が増えてしまうのでは」と不安の声。6日、同店に買い物に訪れた知久町4丁目の74歳の女性は、「歩いて買い物に行ける場所が無くなってしまうのは困る」、元従業員という小伝馬町の76歳の女性は「かねてから、営業に対する地域の期待が大きい店舗だっただけに悲しい」と話した。

 同社は2016年から総合スーパー事業の再編を進めており、全国で不採算店舗を閉鎖する方針を打ち出している。こうした流れを受け飯田5地区(橋北・橋南・羽場・丸山・東野)まちづくり協議会では、同店舗の事業継続を重点課題に位置付け、行政を通じ情報収集や継続の要望を行ってきた。

 同協議会会長の藤本勝橋北まちづくり委員会会長(63)は、「店舗関係者からことしの9月末をもって撤退するという話を聞いているが、中心市街地にとって閉店の影響は大きい。高齢者など買い物弱者が一層増えてしまう。何とかして存続に向け、アクションを起こしていきたい」と力を込めた。

 同店の2月20日時点の従業員数は社員8人、パート・アルバイト約60人。基本的に社員は他店舗へ配置転換し、パート・アルバイトは契約解除となるという。

  

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