メガさんぽ発電所開設、15施設に太陽光パネル

社会

[ 2013年 6月 19日 水曜日 11時35分 ]

 昨年7月に始まった固定価格買取制度を活用し、公共施設や工場などの大きな屋根を借りて太陽光パネルを設置し、生まれた電気を電力会社へ全量売電して、一部を屋根賃料として施設に支払うおひさまグリッド3株式会社(原亮弘代表取締役)の「メガさんぽおひさま発電所」。このプロジェクトで設置した15施設の中でも最大規模のオムロン飯田第2工場で18日、15設置施設の代表や行政関係者などが出席して開設記念式典と見学会があった。

 太陽光パネルの設置費用は、昨年7月から2月まで全国の市民から出資を募集したところ、3億3590万円が集まった。並行して昨年6月から設置場所の事前調査と検討を開始し、3月から設置工事をスタート。4月には売木村農排水処理施設で発電を始めた。その後、電力会社の外線工事が整いしだい、他の施設でも順次発電を開始。オムロン飯田第2工場では12日から連系し、売電を始めた。

 今回のプロジェクトで設置した発電所の容量は15施設で約950キロワット、予想発電量は年間98万5000キロワットアワー、CO2削減効果は5000トン程度と想定している。オムロン飯田第2工場の屋根には、1枚1・5メートル×99センチの太陽光パネル2336枚が設置され、発電した電気はパワーコンディショナーで直流から交流に変換されて電柱につながる。発電容量は502キロワット、年間の予想発電量は50万6500キロワットアワーと15施設の中で最大規模となっている。

 開設記念式典で、発電事業者の原社長は「10年前に始まった市民出資を活用した市民共同発電所の数は、多くの自治体や民間企業、個人住宅などの協力を得てすでに250カ所を超えた。今回のプロジェクトでは、15施設の屋根を借りて20年間にわたり発電事業を行う。単に屋根の貸し借りをする関係だけではなく、再生可能エネルギーを普及し、地域を元気にするプロジェクトの大切なパートナー。信頼関係が生まれて初めて成功する」と強調。

 設置15施設を代表して、オムロン飯田の仲田克史社長は「これまで取り組んできたCO2削減活動に加え、太陽光発電により再生可能エネルギーを生み出し、エネルギーの地産地消に貢献できることを喜ばしく思う」とあいさつした。

  

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