飯田市と中部電力が共同で川路城山の天竜川治水対策事業土取場跡地(市有地)に来年2月の運転開始を目指す「メガソーラーいいだ」の建設事現場で10日、太陽光パネル設置工事が公開された。8月9日に着工して以降、工事は順調に進んでおり、今月4日から太陽光パネル設置工事を開始した。
設置工事を公開した中電長野支店の担当者によると、1万8000平方メートルの敷地に4704枚の太陽光パネル(太陽電池モジュール)を設置する。横1メートル、縦1・7メートルの太陽光パネルを、一番奥の北側から架台(基礎)工事をしながら手作業で並べていく。
現在は準備段階で9日までに86枚を設置したが、これからピッチを上げ1日に百数十枚を設置していく。12月までに設置を完了し、電線をつないで試験運転を行い、2月から運用開始する予定。
新設する「メガソーラーいいだ」は、最大出力1メガワット(1000キロワット)の太陽光発電を行う。年間発電量は約100万キロワットアワーで、一般家庭の需要に換算すると300世帯分に相当する。太陽光で発電した電気は下瀬変電所に送り、その周辺世帯に供給すると説明した。