ライフスタイルデザイン国際会議開く

社会

[ 2017年 2月 6日 月曜日 15時10分 ]

003LifeStyle

 「人生100年時代」に向け、個人や社会の変革につながる新たな生き方や暮らし方、働き方を考え、その実現に向けてさまざまな英知に学び、世界に発信していく「ライフスタイルデザイン国際会議」(県主催)が5日、長野市内のホテルであった。約500人が参加。阿部守一知事の開会あいさつに続いて、2つのパネルディスカッション、総括対談、基調講演が行われ、最後に、会議宣言「信州イニシアティブ2017」を知事が読み上げた。

 県は、地方創生の総合戦略として昨年度に取りまとめた「長野県人口定着・確かな暮らし実現総合戦略~信州創生戦略~」で、6本柱の筆頭に「人生を楽しむことができる多様な働き方・暮らし方の創造」を掲げた。長野県の平均寿命は過去50年ほどの間に約15年延びていることから、今世紀中に平均寿命が100歳に達することも夢物語ではないとして、全国に先駆け新しいライフスタイルをデザインし具体的な取り組みを進めるため、知事の肝いりで今回の会議を企画した。

 冒頭、知事は「地方創生、人生100年時代の大きな流れの中で、大都市と地方がどう連携していくか、どのような生き方をしていくか長野県からしあわせな社会を率先して考え、発信していくきっかけにしたい」と会議の意義を説明。「さまざまな英知に学び、ビジョンを共有し、前進していくことが大事」と強調した。

 基調講演は、日本総合研究所会長の寺島実郎さんが「しあわせな社会をどうデザインするか」と題して行った。この中で、圏央道とリニア中央新幹線整備の重要性を説明。スーパーメガリージョン構想に言及し「10年後に品川―名古屋を40分、20年後には品川―大阪を67分で結ぶ。7000万人の人口ゾーンが1時間圏に入ると、中間駅が重要になる。飯田にできる中間駅が長野県にとってどういうインパクトがあるか。長野県が主体的に生かしていくことが大きな意味を持つ。移動と交流を支える基盤インフラが長野を変える」と強調した。

 また、都会の高齢化について「異次元の高齢化が大問題になっている。都会の高齢化は長野の高齢化と意味が違う。長野は至近距離に食と農があるが、都会は地域に根が無い。横浜の団地からリタイアした人たちが長野へリンゴ作りに来ている」と具体的事例を説明。

 「中央道と圏央道の相関、北陸道、そこにリニアが登場する。移動と交流を支える基盤インフラが長野を変える。高齢社会をより生産的なものにしていくために、長野モデルがどう動くか、日本の高齢社会に持つ意味は大きい。コンセプトをさらに発展させて」と期待を示した。

 終了後、知事は取材に「高齢者の生き方がますます重要になってくる。リニアが活力の源泉として役に立つとの指摘もあった。リニアの整備効果が浸透するようにしっかり考えていきたい」と話した。

  

関連の注目記事

powered by weblio


  
        


南信州新聞公式アカウント
@minamishinshu







webで電子版「南信州」を購読

南信州オンラインブックストア
新刊情報



平成二十六年丙申歳 飯田お練りまつり
著:飯田お練りまつり奉賛会編
 出版社:南信州新聞社出版局

連載記事
南信州飯田観光ガイド2016秋・冬号