ラウンドアバウトサミットin飯田

社会

[ 2014年 1月 29日 水曜日 9時55分 ]

 信号機によらない円形交差点「ラウンドアバウト」の有効性を共有し、普及に向けた情報発信を狙いにした全国初の「ラウンドアバウトサミットin飯田」が27、28の両日、飯田市錦町のシルクホテルで開かれた。初日は北海道から沖縄県まで、全国各地の自治体や警察などから約220人が参加。講演や飯田市などの事例報告を通じて、ラウンドアバウトへの理解を深めた。28日は約100人が市内2カ所のラウンドアバウトを視察した。

 ラウンドアバウトでは、車両は一時停止後に時計回りの環状道に入り、目的の分岐道へ抜ける。飯田市は昨年2月、東和町の県道と市道の5差路交差点をラウンドアバウト化。信号機からの切り替えは全国初で、視察が相次いでいる。

 サミットはラウンドアバウトの整備に取り組む飯田、安曇野、須坂、軽井沢の県内4市町と、静岡県の小山、焼津の両町、滋賀県守山市の計7市町による実行委員会が主催。実行委員長の牧野光朗飯田市長は開会にあたり「サミットを契機にラウンドアバウトの普及促進を図りたい」と述べた。

 冒頭、7市町を中心に「ラウンドアバウト普及促進協議会」を設立する方針が示された。普及促進に向けた情報発信や国などへ財源確保や技術的支援などを求める目的で、賛同自治体を募り、5月に設立総会を予定する。

 飯田市の社会実験にも携わった名古屋大大学院の中村英樹教授は講演で、ラウンドアバウトの特徴を解説した。メリットとして、速度の抑制効果による事故防止、待ち時間の解消、省エネなどを列挙。停電時も機能が維持されるため「自然災害の多い日本では導入の意義が高い」と述べた。適用条件も示した上で「安全性、機能性に関わるため、慎重な設計が特に重要」と呼び掛けた。

 続いて、国土交通省中部地方整備局の上坂克巳道路部長がラウンドアバウトの社会実験の概要を説明。実行委の7市町が整備計画を報告した。このうち、県内の須坂市は本年秋、安曇野市は来年春の完成を予定している。

  

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