ランドセルは海を越えて

社会

[ 2020年 3月 23日 月曜日 15時13分 ]

 「思い出のつまったランドセルを寄付して役立ててみませんか」―。飯田市の中心市街地「丘の上」の母親有志が使わなくなったランドセルの寄贈を呼び掛け、21日に飯田市箕瀬町の柏心寺で収集活動をした。46個が集まり、フィリピンやタイの子どもたちに贈る。

 2年前、同市大久保町の秋元昌代さん(47)が、長男の小学校卒業を契機に有志らとともに企画。「またやってほしい」との声が上がり、次男が小学校を卒業する今年に再企画した。追手町、浜井場、丸山の3小学校に事前に呼び掛けた。

 小学校の6年生らが保護者と訪れ、大事そうにランドセルを置いていった。中には傷のないきれいなものも。きょうだいや友人などの分まで複数持ち込む保護者の姿も見られた。3小学校以外の児童や保護者からも寄せられ、計46個のランドセルが集まった。

 Tシャツなど夏物の服や靴、文房具などの寄贈も呼び掛け、多数が持ち込まれた。

 柏心寺(安静達祐住職)が活動に協力し、受け渡し場所を提供した。

 預けられたランドセルは、エコトレーディング(愛知県小牧市)を通してフィリピンやタイの子どもたちに贈られる。

 追手町小6年の児童(12)は「また使ってもらえると思うとうれしい。自分のランドセルで楽しく学校に通ってほしい」と話した。

 秋元さんは「たくさん届けてもらってありがたい」と感謝し、「寄付など1人ではどうしたらよいか分からない人もいたと思う。再利用として少しでも支援につながれば」と話していた。

◎写真説明:ランドセルを寄贈する児童(飯田市箕瀬町の柏心寺で)

  

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